足裏を正しく使って歩ける体へ
「ひざ」
こんな人におすすめ
☑︎ 足に痛みがある
☑︎ 扁平足やハイアーチ、外反母趾などがある
☑︎ 足・ふくらはぎにむくみがある
貼り方
ふくらはぎの外側、ひざの近くのコリコリしたところを探してください。
このコリコリは、ふくらはぎにある「腓骨(ひこつ)」という骨の骨頭です。
このコリコリを絆創膏で覆うように、ひざの下から上に向かって貼ります。
〔セルフチェック〕これできる?
両足を前後に開き、前を見たまま、前脚に体重を乗せます。
その状態で足の人差し指とひざの向きをチェック。
ハイアーチだと外側、偏平足だと内側にひざが入りやすいです。
ハイアーチ気味の小林さん、最初はひざがやや外側に逃げていました。
Afterでは、足の人差し指のほぼ真上のラインにひざがくるように。
なぜ効く?
偏平足やハイアーチ、外反母趾などの足のトラブルは、「長腓骨筋」という筋肉がうまく使えていないことが原因。
長腓骨筋は、ひざ下から足裏まで走る細長い筋肉で、足裏のアーチをコントロールする役割があります。そこで、長腓骨筋が付着している腓骨を起点に、絆創膏を貼って長腓骨筋を刺激します。

首の筋肉から自律神経を整える
「鎖骨」
こんな人におすすめ
☑︎ 眠れない、眠りが浅い
☑︎ 表情を豊かにしたい
☑︎ 顔のリフトアップ
貼り方
首の下のくぼんでいるあたり、鎖骨の内側の端を起点として、おへそのほうに向かっ
て、V字になるように貼ってください。
V字になるところは、絆創膏を重ねてOK。
首の筋肉の緊張がゆるむので、リフトアップして表情もよくなります。
〔セルフチェック〕これできる?
左右を向くように首を動かし、どこまでラクに動かせるか、可動域をチェックします。
絆創膏を貼る前は、特に右への動きが悪かった中川さん。
絆創膏を貼っただけで、45度くらいから90度まで動かせるように。
「動きがスムーズに!見える範囲も広がりました」
なぜ効く?
自律神経のバランスが崩れているときは、知らず知らずのうちに、首の筋肉を使った速い呼吸になりがち。
すると、「胸鎖乳突筋」などの首の筋肉が、ガチガチに硬くなってしまいます。そこで、鎖骨に付着する胸鎖乳突筋をゆるめ、自律神経のバランスを整えます。
横隔膜の働きもよくなり、深い呼吸ができるように。

撮影/古家佑実[SORANE] イラスト/はまだなぎさ 文/寺本彩
大人のおしゃれ手帖2025年10月号より抜粋
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