◆古臭いイメージが漂う典型的な「オワコンアイテム」
シルエットは当時のトレンドであるスキニータイプ。ピッタリとフィットする極細シルエットは今やもう街中で見かけませんが……なぜかこのNIKEテックフリースのスキニーは稀に見かけます。主に地方ヤンキー系、港区経営者などに見られるような…なぜかかあの手合いはタイトフィットのスウェットが好きなんですよね……。もちろん上手に着こなすこともできなくはないと思いますが……あまりにも「昔はやったイメージ」が強く、またユニクロGUの廉価版なども流通していることから特別感はまるでなし。今やセレクトショップでも取り扱ってるところはほとんどなく、古臭いイメージが漂う典型的な「オワコンアイテム」だと思います。
・メンズ フリース ルーズフィット オープンヘム パンツ 1万9580円

こちらは今の雰囲気にぴったり合うし素材感もいいので、セレクトショップでの取り扱いも多く、おすすめできます。今テックフリースを買うならこちらでしょう。
◆▼カナダグースの「ジャスパー」

広告代理店の力で日本ではなぜか「ダウンは一生物」という認識が強く、「ダウンだけはいいものを買わねば」という強迫観念が流布されていました。
考えてみると「ダウンだけはいいものを買う」ってどこにも論理性がなく、日本のような温暖な気温ではそもそもプロユースのダウンなんて必要もないし……都市部で生活している人なら特に不要なもの。さらにダウンは決して一生物ではありません。
そもそも洗うことが大変難しくクリーニングでも失敗が非常に多い(変色など意外と多い)。ダウンの洗濯を請け負ってくれるところでもたいがい洗うたびにダウンのかさ高が減っていき、ボリュームダウンしていくもの。
誰でも簡単にできるケア方法が確立されているものではないので(クリーニング店でもダウンは最も難易度が高い)、そもそも何を以て「一生物」と謳っているのか理解に苦しみます。……実際、皆さん10年満足いくくらいクオリティ変わらず着続けているダウンジャケットってホントにあります??
10年経って「そういえば一生物じゃないな」と広告代理店の嘘に気がついている人も多いのか、最近はダウンよりも中綿ジャケットなどが人気です。機能性中綿の開発が進んでいることもあり、「軽くて暖かい」ダウン並みのものも増えてきています。ユニクロも今年は「パフテック」といった新しい中綿アイテムを強化して提案していたり。

