◆おしゃれなイメージは完全に失われる
さらにボディバッグともなると両手が空く便利さも手伝ってお父さん世代にも大人気。おしゃれなイメージは完全に失われています。もちろんモノが悪いわけではないですが、「おしゃれか」と問われると胸を張ってYESといえない……そんなアイテムでしょう。・SPIEWAK ヘルメットバッグ 1万6500円

バッグも値段は手頃ながらスピワックの伝統素材を意識したタフで頑丈なものを開発。ミリタリーのヘルメットバッグを小型化したシルエットもかわいらしく人気です。タンカーより今っぽいかも。
◆▼シュプリームの「ボックスロゴスウェット」

センターに目立つ赤シュプリームロゴはもはや中学生でも着ないくらい擦られすぎた感があります。シュプリームのスウェット(本物)を着た事ある人ならわかると思いますが、やはりはやるだけあるんです。
タフで頑丈、いくら洗っても伸びない型崩れしない。シルエットも程よいリラックスフィットでいつもワードローブに入れておきたい感がある。ただこのボックスロゴだけはもうどうにも胸焼けします……。
◆ワンポイントの目立ちにくいものならかえっておしゃれ
・Supreme ロゴ スウェットシャツ 3万8700円
タフな素材や卓越したシルエットはそのままに、大人が着るシュプリームとしてこれなら許されるでしょう。
◆▼ノースフェイスの「リュック」

これ車も同じで実用性が求められるトラックは「四角形」ですよね? でも、美しさを求めるフェラーリなどに「四角形」はなく多くのスポーツカー、ラグジュアリーカーが「曲線的」になっているかと思います。間違ってもフェラーリよりトラックの方が美しいという美的感覚は一般的ではありません。
◆「実用性は完璧!」でも「美しさは半減!」
実用性と美しさは時として相反するものですが、まさにこのノースフィイスのリュックも「実用性は完璧!」でも「美しさは半減!」なアイテムかと思います。もちろん実用面を期待するならこれほどおすすめしやすいアイテムもないくらいですが、おしゃれかと言われるとなかなか難しいと言わざるを得ない……。
ノースももちろんいろいろなバッグを展開していますから、おしゃれ路線なのか実用路線なのか見極める必要がありますね。
以上「ダサオジしか着ていない……? 令和のオワコンアイテム集」でした!
―[メンズファッションバイヤーMB]―
【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『ロードマップ』のほか、『MBの偏愛ブランド図鑑』『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Xアカウント:@MBKnowerMag)

