使用期限・使用期間が切れたコンタクトレンズを使うリスク

使用期限や使用期間が切れたコンタクトレンズ、「どうして使ってはいけないの?」「見ためがきれいなら大丈夫では?」と思う人もいるかもしれません。期限・期間切れのコンタクトレンズを使用するリスクを解説します。
コンタクトレンズの品質が低下している可能性がある
使用期限や使用期間が切れたコンタクトレンズは、品質を保証できない状態になっています。そのため、品質が通常より低下している可能性が高いでしょう。品質の落ちたコンタクトレンズを装着すると、例えばレンズがくもりやすくなり見辛くなる、使用中に変形・破損するなどの不具合が発生するリスクがあります。
目のトラブルにつながる可能性がある
使用期限や使用期間が過ぎたコンタクトレンズの装着は、目のトラブルにつながる可能性も大きいです。未開封でも使用期限が過ぎれば、品質が低下しコンタクトレンズの衛生面が本来の水準で保たれない可能性があります。
また使用期間中にどれだけ丁寧に洗浄を行っていても汚れは蓄積するものであり、使用期間が過ぎ汚れが溜まっているコンタクトレンズも衛生的とは言えません。このようなコンタクトレンズを装着すると、汚れに存在する雑菌が目に影響し、感染症を引き起こす恐れもあります。
さらに、使用期限や使用期間を超えたレンズは酸素透過率が落ちやすく、装着し続けると角膜に十分な酸素が届きにくくなり、角膜細胞がダメージを受けてしまいます。
コンタクトレンズを安全に使用するため大切なこと

コンタクトレンズは使用期限や使用期間を守り、超えたものは使わないことが大切です。使い捨て以外のコンタクトレンズは日々のケアが欠かせませんが、ケア用品も使用期限が切れたものを使用しないよう気をつけましょう。
なおケアは丁寧に行うこともポイントです。粗雑なケアはコンタクトレンズの寿命を縮めてしまいやすいと言えます。またコンタクトレンズは個人によって製品自体の使用期間通りには、装着できない場合もあります。例えば眼科の診察で特に使用期間や時間の指示を受けたら、その範囲内での装用が望ましいです。
日頃から定期的に眼科の検診を受け、目の状態をチェックし、またコンタクトレンズに関する疑問・不安があれば解消しながら装用しましょう。
