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11月からでも間に合う! 家庭菜園TOP5|玉ねぎ・イチゴ・葉もの・そら豆・スナップえんどうの始め方

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イチゴ(苗から)|“クラウンを埋めない” “風通し”が肝

イチゴ栽培
実が地面につかないように高畝にすると傷みにくい。Goskova Tatiana/Shutterstock.com

植えどき:10月末〜11月中旬
収穫目安:4〜6月(四季成りは秋も実がつきますが、秋植えは春がメイン)

<プランター>

イチゴの栽培
  • 容器:ワイドプランター65cm、深さ25cm以上
  • 植え付け間隔:イチゴの苗は生育とともに横に大きく広がるので、株間15〜20cmをとり、2〜3株植え付ける。スペースが狭いと蒸れて病気のリスクあり。
イチゴのクラウン
株元の王冠に似た形の部分をクラウンと呼ぶ。Sergio Photone/Shutterstock.com
  • 選び方: クラウン(株元の茎と根の境目)が太くしっかりしているもの、葉が3〜4枚しっかり立っているものを選ぶ。
  • 植え方:クラウンを埋めないように植える。泥はね、灰色カビ病の予防にバークやワラ、もみがらなどを表土に敷き詰めておく。
  • 追肥:早春、2月下旬〜3月上旬に発芽のスタート時期に化成肥料or液体肥料を控え目に。さらに3月下旬〜5月に花・実の生育を促すためにカリ・リン酸の割合が多い肥料を選び、液肥なら10〜14日に1回、固形肥料なら月に1回施す。*実がついたら窒素は控え目に。窒素が多いと葉ばかり茂って実が太らない。

<地植え>(*記載以外はプランターと同様)

もみがらを敷いたイチゴ畑
もみがらを畝に敷き詰めたイチゴ畑。
  • :幅40〜60cm、高さ10〜20cm程度の畝で排水を確保。霜被害も軽減しやすい。
  • 植え付け間隔:株間、条間ともに30cm程度。
  • マルチ:泥はね、灰色カビ病の予防にバークやワラ、もみがらなどを表土に敷き詰めておく。雑草対策にも効果的。
  • 管理:花期はランナーを切除することで実成に集中。
イチゴのランナー
つるのように伸びるイチゴのランナーは、翌年以降の子株を育てるためには必要だが、今年の実りのためには栄養を奪われるので開花期中、切除したほうがよい。切除してもランナーは再び伸びてくるので心配ない。Maria A8Lar/Shutterstock.com

<よくある失敗&回避策>

  • 苗のカビや腐敗→定植時にクラウンを埋めないように。
  • 過湿・蒸れ→プランターは朝に水やりを。適切な株間をとって風通しを確保。
  • ナメクジ被害→新芽や実の食害が夜間に発生しがち。周辺に「忌避剤」を散布して寄せ付けない。銅テープも忌避効果あり。「駆除剤」は畑の周りに不向きなものもあるので、成分に注意。

ベビーリーフミックス(小松菜・水菜・ルッコラなど)|“薄まき・間引き収穫”

ベビーリーフ
間引きながら育てて食べるベビーリーフミックス菜園。Equitano/Shutterstock.com

ミックスの種類:小松菜、水菜、ルッコラ、春菊、チンゲンサイ、ベビーリーフ用のレタス類。これらは生育スピードが揃いやすく、若採りにも向くのでミックスOK。
播きどき:11月以降も可
収穫目安:ベビーリーフは20〜30日、若採りで45〜60日

<プランター>

  • 容器:深さ25cm程度、容量10〜14L
  • 種まき:スジの割り箸などで土に5〜10mm程度の浅い溝をつけ、そのスジに沿ってタネを播く(条まき・スジまきと呼ぶ)。スジの間隔は15cm程度。タネはスジごとに種類別でもミックスも可。種まきの前に溝を湿らせておく。間引くのが前提なので、一粒ずつ丁寧に播く必要はなく、塩を振るようにパラパラと播けばOK。うっすら土を上からかけて、手のひらで軽く抑えてタネを土に密着させる。ハス口のジョウロでやさしくたっぷり水やり。発芽までは乾かさないようにこまめに水やりを。
種まき
浅い溝に沿ってタネを播く。rsooll/Shutterstock.com
不織布をかける
  • 管理:不織布を「ベタがけ」し、保温と虫除け対策。「ベタがけ」とは支柱を用いずに、不織布や寒冷紗を直接野菜の上からかけ、栽培する方法。夜間の冷え込みや霜、害虫を防ぐ効果あり。水やり時は外す。本葉5枚以上になって葉が混み合って蒸れるので外す。
  • 追肥:薄めの液肥を週1回くらいで与える。発芽直後の双葉の状態では肥料をまだ吸収できないので、本葉2〜3枚の状態(種まき後、約10〜14日後が目安)になったらスタート。収穫期直前には液肥をストップすると、柔らかい葉が収穫できる。

<地植え>(*記載以外はプランターと同様)

  • :平畝でOK。
  • マルチ:保温と泥はね、乾燥、雑草の防止に効果的。畝に水やりをして土を十分湿らす。乾燥状態だとマルチの下に水が浸透しにくいため、マルチを張る前に水をまく。畝全体にマルチング。種まきをする溝部分は幅2〜3cmでスリット状に穴をあける。

<よくある失敗&回避策>

  • ヒョロヒョロ→徒長の原因は日照不足と混みすぎ。タネは薄めに播き、混んできたらすぐに間引いて収穫。
  • 根傷み→過湿が原因。夕方の水やりは避けて。

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