ベランダ(バルコニー)をサンルームにする費用と注意点!後付けやDIYも可能?

ベランダ(バルコニー)をサンルームにする費用と注意点!後付けやDIYも可能?

3.後悔しないために!ベランダにサンルームを設置する際の注意点

サンルームの設置は、単なる設備の追加とは異なり法律や建物の構造に関わる専門的な知識が必要です。思わぬトラブルを避けるために、以下の点に注意しましょう。

3-1.サンルーム・テラス囲い・ガーデンルームの法令上の違い

一般的に、ガラスなどで「囲われた空間」を総称してサンルームと呼ぶことが多いですが、建築基準法上では仕様や用途によって扱いが異なる場合があります。

種類 用途の例 建築基準法上の扱い
サンルーム セカンドリビング
カフェスペース
居室
テラス囲い 洗濯物干し
収納
非居室
ガーデンルーム ガーデニング 非居室

例えば、リビングの一部として利用するようなサンルームは、人が生活する空間とみなされ、建築基準法上の「居室」となる可能性があります。
その場合は、採光や換気に関する厳しい規定が適用される場合があり、リフォームにあたっては慎重な検討が必要になります。

一方、洗濯物干しを主な目的とする簡易的な「テラス囲い」は、「非居室」扱いとなることが多く、規定が緩やかになります。
この分類は、後述する「建築確認申請」が必要かどうかの判断にも関わってくるため、リフォーム会社と相談しながら、希望する用途に応じて慎重に検討する必要があります。

3-2.サンルームは「増築」扱いになる?建築確認申請が必要なケース

屋根があり、三方を壁やガラスで囲まれたサンルームは、原則として建築基準法上の「増築」にあたります。
そのため、以下のケースでは、工事を始める前に「建築確認申請」を提出し、許可を得る必要があります。

防火地域・準防火地域に家が建っている場合

増築するサンルームの面積が10㎡(約6畳)を超える場合

また、敷地に対して建てられる建物の面積には、「建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)」と「容積率(敷地面積に対する延床面積の割合)」という制限があります。
サンルームの増築もこの面積に含まれるため、設置によって規定の割合を超えてしまうと違法建築となってしまうため、注意が必要です。

建築確認申請は専門的な知識が必要なため、通常はリフォーム会社が代行してくれます。経験豊富な会社に依頼しましょう。

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3-3.固定資産税は上がる?課税対象となる条件

前述の通り、「居室」とみなされるサンルームは、固定資産税の課税対象となる可能性があります。課税対象となる条件は、一般的に以下の通りです。

屋根があり、三方以上が壁やガラスで囲まれている

基礎などで土地に固定されている

居住、作業、娯楽などの目的で利用できる

増える税額は建物の評価額や地域によって異なりますが、年間で数千円から1万円程度が目安です。

3-4.2階ベランダに設置する場合の耐荷重

2階のベランダは、元々サンルームのような重量物を設置することを想定して設計されていない場合があります。
サンルーム本体の重量に加えて、積雪の重みなども考慮する必要があるため、設置前には専門家による耐荷重の診断が必須です。

万が一、耐荷重が不足している場合は、補強工事を行うか、より軽量な製品を選ぶ必要があります。

3-5.積雪・強風への耐久性は大丈夫か

お住まいの地域の気候に合わせて、十分な強度を持つ製品を選ぶことも非常に重要です。
特に、積雪地域や台風が多い地域では、耐積雪量や耐風圧強度が高いモデルを選ぶことが安心に繋がります。

これらの性能はメーカーのカタログなどに「積雪~cm相当」「風速〜m/s相当」のように記載されているので、リフォーム会社と相談しながら必ず確認しましょう。

4.ベランダのサンルームリフォーム施工事例

実際にベランダをサンルームにリフォームした事例を3つご紹介します

事例1:突然の雨でも安心!バルコニーにサンルームを設置

新築から20年経った住宅のバルコニーを、サンルームへとリフォームした事例です。
リフォーム前は屋根がなかったため、床材の劣化がとても進んでいました。

そこで、リフォームを機に紫外線や雨風を防ぐためにテラス囲いの方法でサンルームを設置。
紫外線や赤外線を通しにくいサンルーム『晴れもようⅢ(三協アルミ)』を採用し、二重サッシやカーテンを取り付けて、断熱性も向上しています。

費用 159万円(床材の修繕、二重窓工事も含む)
工期 2週間
施工面積 14.8㎡
築年数 20年

出典:山商リフォームサービス

事例2:安全性を考慮しバルコニーを交換

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外壁塗装に合わせて老朽化し腐食したバルコニーの架け替えを行いました。既存バルコニーを撤去し、新しいバルコニーとテラス屋根を設置することで、急な雨にも対応できるようになりました。

費用 127万円(屋根板金工事、電気工事、衛生設備工事も含む)
工期 1.5ヶ月
施工面積
築年数 12年

出典:山商リフォームサービス

事例3:エクステリア3点同時リフォーム

after

老朽化した木製ウッドデッキとバルコニーを、メンテナンス性に優れた樹脂製ウッドデッキとアルミ製バルコニーに交換し、テラス屋根も設置した事例です。雨にも対応できる仕様になり、安全で快適な空間が実現しました。

費用 170万円(ウッドデッキ工事も含む)
工期 1週間
施工面積
築年数 10年

出典:山商リフォームサービス

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