移動日を1日挟み、第6戦は日本時間11月1日にトロントで行われる。先発マウンドに上がるのは、第2戦と同じケビン・ガウスマンと山本由伸のマッチアップ。もう負けられないドジャースは、再び山本頼みの状況に直面している。
Yoshinobu’s locked in. pic.twitter.com/swQuBc9bWY
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 31, 2025
シーソーゲームの様相を呈している今年のWSだが、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督の采配に対して批判の声も上がっている。大谷翔平が先発登板した第4戦、そして第5戦ともに、終盤の継投策が失敗。2試合連続で、先発投手がマウンドを降りた7回に複数失点を喫しており、レギュラーシーズンと同様、ロバーツ監督が特定選手に固執する采配が裏目に出ている印象だ。
◆両チームの明暗を分けた“2つの要素”
そして、本シリーズで、ブルージェイズとドジャースの明暗を分けている要素が2つある。それが「監督の采配力」と「捕手力」である。シリーズを通して投打ともにブルージェイズが圧倒している印象もあるが、第4~5戦を2連勝した要因の一つが、第3戦の選手起用にあった。
フレディ・フリーマンが延長18回にサヨナラ弾を放ち、ドジャースが勝利したが、その後の2試合を見ると、真の勝者はブルージェイズと言えるかもしれない。
というのも、6時間半超えの熱戦となった第3戦において、延長突入後、両指揮官は対照的な采配を振るった。具体的には野手の交代である。
ロバーツ監督は延長13回にミゲル・ロハスとアレックス・コールを続けざまに代打起用したが、野手の交代はこの2人だけ。DHを務めた大谷を含む他の7人は“2試合分”となる18イニングをフル出場した。
一方で、ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は、スイングで負傷交代したジョージ・スプリンガーへの代打を含めて、5人の控え野手を途中出場させた。
◆カークの体力を“温存”させる結果に
特にシュナイダー監督のファインプレーとなったのが、延長12回に捕手のアレハンドロ・カークに代走を送ったこと。チームの要を交代させてまで勝負に出たが、結局、得点にはつながらなかった。しかし、カークは残る6イニングで費やすはずだった体力を温存できたともいえるだろう。捕手は守備の際にフィールド全体を見渡すことができるため、“第二の監督”や“フィールド内の監督”と呼ばれることがある。短期決戦においては、攻守でより躍動する捕手がいるチームが流れをつかむことも珍しくない。
本シリーズにおいて、カークは打率.333、2本塁打、6打点と打撃は絶好調。それに対して、スミスは打率.238、1本塁打、4打点とレギュラーシーズン中のような打棒を披露できていない。

