「結婚を先延ばしにする30代男性」の末路。“今のままが一番いい”が実は危険なワケ

◆②動かないことで失うもの

　現状維持を続けることは、一見安心に思えるかもしれません。しかし、婚活においては機会損失という形で未来を失うリスクが伴います。

　例えば、30代の男性がまだ時間はあると考えて行動を先延ばしにした場合、気づけば40代に差しかかり、結婚を希望する女性の年齢層が変わってしまうことがあります。

　あるいは、身近に好意を寄せてくれていた女性がいたのに、自分から動かずにいるうちに彼女が他の男性と結婚してしまう、というのも珍しくありません。現状を守ろうとする心理は、同時に未来の可能性を削っているという事実を忘れてはいけません。

◆③小さな一歩で流れは変わる

　大切なのは、現状を一気に変える必要はないということです。むしろ小さな一歩を積み重ねることで、未来は大きく変わります。

　たとえば、「まずは婚活アプリを登録してみる」「週末に一度だけ婚活イベントに足を運んでみる」といった行動です。

　最初は、アプリなんて自分には合わないと考えていた人が、試しに登録してプロフィールを整えただけで、メッセージが届き、自分でも驚くほど自信がついたという事例は少なくありません。

　行動してみると、不安よりも「意外とできる」という実感が残ります。これが次の行動へのエネルギーとなり、現状維持バイアスを少しずつ打ち破ることにつながるのです。