
文具のとびら編集部
東京・銀座の伊東屋本店では、G.Itoya4Fで2026年版手帳を展開。定番のビジネス手帳からパーソナル向け手帳、海外ブランドの手帳、伊東屋オリジナルなど各種綴じ手帳を品揃えしているほか、システム手帳とリフィルもここで扱っている。
今シーズンの手帳の動向について、同売り場担当の大滝教光さんに話を伺った。それによると、今年もライフログ系の手帳が人気となっているそうだ。また、外国人客にもよく手帳が購入されているという。
ちなみに、大滝さんが使用している手帳はM5システム手帳。ポケットに入れられるサイズなので、売り場で携帯するのに便利だからというのがその理由だが、「3年分のスケジュールを中に入れています」という。お客から「この商品がいつ入荷するのか」と問い合わせがあった際に、過去のスケジュールを確認しながらすぐに答えられるようにしているのだそうだ。
1日1ページタイプやフリータイプなど
人気の手帳としてあげてもらったのが「FORCE手帳」(ThirdTime)。人生を思い切り楽しむためのオリジナルメソッドが詰め込まれた、ワークライフバランスをメンテナンスできる手帳で、去年の取材でも紹介したが、今年も引き続き人気だという。海外からのお客にもよく購入されているそうだ。伊東屋限定バージョンも発売されたが、そちらはすでに売り切れとなってしまったそうだ。珍しい縦開きタイプで、表紙のカラーバリエーションも豊富。縦開きなので、24時間バーチカルのスケジュールページも広くゆとりがあり、また反対側のページが方眼メモになっているので、たっぷりと書き込みができる、自由度の高いレイアウトになっている。
たっぷり書き込めて、自由の高いレイアウトが特徴の1日1ページタイプの手帳も人気。こちらの手帳も外国人客が購入していくという。マークスの「EDiT」やミドリの「MDノートダイアリー 1日1ページ」、さらには1日2ページタイプのミドリの「hibino」などを展開しているが、「MDノートダイアリー」はすでに売り切れとなってしまったそうだ。

「ご年配の方が使う手帳で、“毎日書くことはないけど、使いやすいものはないか”という問い合わせがありました。毎日使わないが、何か書きたいという場合には、日付の入っていないフリータイプの手帳ならば、自由度が高くおすすめしやすいです」と話す大滝さんは、「フリータイプの手帳は、ライフログの一つのレイアウトになってきていのでは」という。実際に、フリータイプの手帳が年々増えてきているそうで、伊東屋オリジナル手帳でもフリータイプの品揃えを充実させている。

オーストリアのペーパーリパブリックのアイテムもライフログで人気だという。写真の「ル・ポートフォリオ」は、本革のカバーに、ノートをはじめ、ペン、チケット、メモ、カードなどを1か所にまとめることができるもの。最高品質の植物タンニンなめしのバケッタレザーを使用し、ウィーンの工房で手作りされているそうだ。

一方、システム手帳でも、ライフログ系のリフィルが充実してきているそうで、「ライフログに使えるこだわりのリフィルが出てきています」という。伊東屋オリジナルでも、ライフログで使えるリフィルを多数ラインアップしている。

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