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相次ぐクマ被害、撃退グッズ販売倍増 クマスプレーは事前に「黄色いバンド外して」...狩猟用品店に聞く注意点

連日のようにクマの人里への出没や被害が報じられるなか、クマ対策グッズの注目度も上がっている。狩猟用品などを販売する「豊和精機製作所」(埼玉県加須市)は、クマ撃退アイテムであるクマスプレーや「ベアホーン」について、販売数は2024年と比べると倍ほどだと明かす。

では、クマ撃退グッズを携帯、使用する際には、どんな点に注意すればいいのか。

クマ注意の標識

「黄色いバンド」に注意「絶対に素手では外せません」

豊和精機製作所の公式Xは、同社が取り扱うクマスプレー「フロンティアーズマン ベアスプレー」の写真を投稿。「ベルトにつけられるポーチも付いてます。使用期限も定められてます。当社のお客様にそんな方はいませんが、犯罪に使われた場合に追えるようにするため、シリアルNo.もあります」と、商品について説明した。

続けて、「黄色いバンドは外して携帯してね」と呼びかけた。投稿されたクマスプレーの写真には、トリガーの部分に結束バンドのような黄色いバンドが巻き付けられている。

これに、黄色いバンドを付けたまま山を歩いている人を見かけるという返信が寄せられると、豊和精機製作所の公式Xは、黄色いバンドが巻かれた状態のスプレーと、バンドを外したスプレーを映した動画を投稿。「この黄色いバンドは運送時に絶対に噴射されないようにするためのものです」と説明し、「【絶対に素手では外せません】」と強調した。

続けて、「持ち出す時はニッパーなどで切って、この白い安全装置のみにしてください」と呼びかけ。「これは上を指で引っ掛ければ簡単に外れますが、それ以外ではまず外れてしまうことはありませんからご安心ください」とした。

この投稿に、「これマジで拡散しないとまずいやつやん...」「黄色いバンドしたままクマと遭遇したと想像すると、絶望的」「いざという時使えなかったらシャレにならない」といった声が寄せられ、注目を集めた。

クマスプレーは人への噴射NG!かかると「息をするのも大変」

クマスプレーを携帯する際、ほかにどのようなことに気を付けるべきなのだろうか。豊和精機製作所の佐藤一博代表取締役は、誤って人に向けて噴射しないよう注意が必要だと説明した。

クマスプレーには唐辛子の辛味成分であるカプサイシンなどが含まれている。これが人間に吹きかけられると、「本当にやばい」と佐藤代表は話す。誤ってスプレーをかけられてしまった人からは、「息をするのも大変」「ゴルフボールくらいのワサビを口にぶっこまれた感じ」といった体験談を聞いたという。

また、佐藤代表は、山やクマ出没情報がある街など、クマに出会う危険性のある場所では問題ないが、それ以外の人の多い場所では、クマスプレーをすぐに取り出せない状態で持ち歩いた方がいいとする。

例えば警察に職務質問された場合、危険物を持ち歩いているとみなされ、取り締まりの対象になってしまう可能性があるという。そのため、車での移動であれば助手席ではなくトランクに置く、電車移動の場合は腰に提げるのではなくリュックの奥などにしまうなど、すぐに噴射できる状態では持ち歩かないようにした方がいいとした。

実際にクマに遭遇し、クマスプレーを使う場合の注意はどうだろうか。佐藤代表は、「正確に顔を狙った方がいい」「10メートルちょっと噴射できるので、それより遠いと効かないかもしれない」とする。しかし、タイミングが難しく、クマスプレーは値段も1万円以上することから練習もしづらく、「そこがもどかしいところ」と説明した。

なお、クマスプレーについては、豊和精機製作所の公式サイトでは、31日現在「品切れ中」になっている。

配信元: J-CASTニュース

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