◆数字に必死な営業マンは顧客が離れていく

営業マンが数字を達成することに必死になると、顧客のニーズや課題に寄り添えなくなり、信頼を失ってしまいがちです。
顧客にとって本当によい提案を親身に考えられる営業マンこそが、長期的な成果と信用を築くことができるものです。
組織としての目標やノルマもあるので難しいところではありますが、自分が数字に前のめりになっていないか、私もいつも気をつけるようにしています。
◆株式投資では大金を失う原因に
自己中心性バイアスは、株式投資の世界では大金を失ってしまう原因になります。よくあるのは「自分が買った株価から○%上がってほしい」「昨日は○円損したから、今日はその分だけ取り返す!」と考えてしまうこと。
自分がいくらで買ったのか、いくら損したのかなんて、ほかの投資家は誰も見ていない数字です。相場の値動きには一切関係がなく、その通りに動いてくれるはずがありません。
自分都合の数字にこだわると、適切なタイミングでの損切りや利益確定ができなくなり、資産を大きく減らしてしまいます。
私の知る敏腕な投資家の方々はとても冷静で、自分の買値や損失にこだわるのではなく、相場全体の流れに従って、柔軟に売買しています。

