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大雨の「渋谷ハロウィン2025」コスプレイヤーは外国人ばかり、“ガチ”よりも“ライト”に済ませる人が多数

大雨の「渋谷ハロウィン2025」コスプレイヤーは外国人ばかり、“ガチ”よりも“ライト”に済ませる人が多数

◆ライブ配信を行うYouTuberも!


DJポリス
2018年の渋谷ハロウィンは、「軽トラがひっくり返されたハロウィン」として全国的な話題になってしまった。

そこから2019年、2020年と時を経ると、今度は渋谷ハロウィンが「動画配信者がチャンネル登録者数を増やす絶好の機会」と見なされ、様々な配信者がハチ公前に訪れるようになった。

その中には「迷惑系」と呼ばれる配信者も。今でも「渋谷ハロウィン=迷惑系YouTuber」というイメージを持っている人もいるだろう。

が、YouTubeが迷惑系配信者に対して厳格な規約を導入するようになると、そうした人が視聴回数やチャンネル登録者数目当てに渋谷で騒動を起こすということはなくなった。いや、そもそも迷惑系配信者が渋谷ハロウィンに出没することがなくなったと表現するべきか。

今年の渋谷ハロウィンに顔を出していた動画配信者は、いずれも周囲の人々や環境に対してフレンドリーな配信活動を行うタイプの人ばかりだったと言える。今回筆者が出くわしたのは、YouTubeにチャンネルを持つ「渋沢内閣若手チャンネル」さん。モナリザのコスプレをしながらライブ配信を行っていた。

渋沢内閣若手チャンネル
ライブ配信を行なっていたYouTube「渋沢内閣若手チャンネル」さん
彼は日本人に対しては丁寧な日本語で、外国人に対しては明るい英語で話しかける爽やかな好青年である。渋谷ハロウィンは軽トラ横転騒動から毎年のように「今年も荒れるのか?」ということばかりが話題になってしまうが、実際は本来の意味で「明るく楽しい」チャンネルとその運営者が、渋谷の様子を配信し続けてくれたのだ。

◆雨に濡れる“DJポリス”

渋谷マークシティ
22時に差しかかる頃、雨足は一層強くなった。

もはや傘だけでは身を守ることができないほどで、筆者の背負っていたバックパックも仲間でずぶ濡れ。そのような状況のため、雨宿りのできる渋谷マークシティはあたかもコスプレ撮影会場のような状態になっていた。

しかし、そこへ一時避難できるのはあくまでの一般人のみ。警察官や警備員は、雨宿りなどできるはずもない。見た目にも頼りない透明のレインコートを着て、大雨の最中の職務を遂行していた。

DJポリス
毎年恒例の“DJポリス”まで雨に濡れている。スクランブル交差点にも去年までと同様、大勢の警察官が交通整理を実施していた。この献身ぶりに対して、筆者は尊敬と感謝の念を抱かずにはいられない。

区の発表によると、渋谷ハロウィンを訪れた人の数は去年より大幅に減ったという。やはり雨が大きく影響したようだ。が、それでも良い意味での賑わいが2025年の渋谷ハロウィンにはあったことを、ここで強調しておきたい。

<取材・文・撮影/澤田真一>

【澤田真一】
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー』
配信元: 日刊SPA!

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