◆川越達也52歳をK-POPアイドルにしたい!

荒木:もちろん、レシピ動画をメインにしつつ、対決企画やAIを使ったバラエティー要素も取り入れています。とくにロケ系は、川越さんの“素”が出せる場だと思っていて、時には体も張ってもらっています。
川越:ロケで水族館に行ったときなんか、もちろん冗談なんですが「ペンギンに噛まれればいいのに」って小声で言うんですよ(笑)。ほかにも、YouTuberさんとのコラボでなぜかチャンバラ対決をしたり、野宿させられたり。無茶ぶりが多くて……。もう52歳のおじさんだよ(笑)?
荒木:こんなこと言っていますけど、無茶ぶりや世代的に受け入れづらい提案でも、なんだかんだやってくれる。なにより川越さん自身が、そういうことを言いやすい空気を作ってくれるんです。そこがすごくありがたい。川越さんから出てくるアイデアも面白いですし、年齢がちょうど倍離れているのにピントの合う瞬間があります。
川越:まあ、正統派の料理動画を喜んでくださる人もいれば、ちょっとしたハプニングを楽しんでくださる人もいるってことは痛いほどわかっていますからね。画面の向こう側で視聴者が笑ってくれたらそれでいいんです。
荒木:最近は、川越さんをK-POPアイドルにして踊らせたいと本気で企んでます。
川越:いやいや、それは本当にどういうことなの(笑)?
ーーこれからのおふたりの展望を聞かせてください。
川越:ワンピースのルフィじゃないけど、荒木の周りには気づけば仲間が集まる。そんな不思議な魅力があるんです。いまのメンバーもみんな荒木のために集まっているし、僕もそのひとり。いままで料理人として、ありがたいことにやりたいことは全部やらせてもらいました。だからいまは、僕を頼ってくれた荒木と、荒木を慕って集まっている“荒木組”のエンジンとして動けるならそれでいいと思っています。僕を使えるだけ使ってほしい。
荒木:私自身、「これが出口だ」というのはなくて、とにかく一生ワクワクし続けたいだけ。たとえばインドでYouTubeがバズって、川越さんがインドで一番有名なシェフになるような展開でもいいし、10代の間で再ブームが起きてもおもしろい。最終的には、川越さんに心から「私と組んでよかった」って思わせたいですね!
ーーちなみに、川越シェフがチャンネルでやりたいことはないんですか。
川越:僕、実は昔からUFOに興味があって、YouTubeで結構動画とかみてるんですよ。それをなんとかうちのチャンネルでも絡められないかなと思っていて。
荒木:すみません、ビジョンが見えなさすぎるのでそれは却下でお願いします。
川越:なんでだよ(笑)!
世代もキャリアもまったく違うふたりが出会い、再び動き出した。“バラエティシェフ”川越達也と、若き女性経営者・荒木菜佳。ふたりのタッグが、令和のエンタメに新風を吹き込むか。
<取材・文/櫻井カズキ>

