◆貯金ばかりする人は「ゴミ屋敷の住人」

ただ、貯金という行為には何の価値も感じませんが、「貯金ができること」は投資に対しては大きくプラスです。貯金ができるということは「収入>支出」であるということ。ですから、この状態でキャッシュフローを増やす投資を行い、生活水準さえ上げなければ、今よりもっとお金が貯まるスピードが増していくでしょう。
ですから、貯金ができている人は伸びしろがあると思って、負けない投資に取り組むことをお勧めします。私からすれば、貯金ができているのであれば、それができる行動様式と貯金額という結果を活用しない手はないと思います。
「いつだって今が一番若い」という言葉もあります。投資をするのに最善最良のタイミングはありません。思い立ったときに始めて、そして投資を続けることによって老後の資産形成は可能になるのです。<構成/上野 智(まてい社)>
【村野博基】
1976年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、大手通信会社に勤務。社会人になると同時期に投資に目覚め、外国債・新規上場株式など金融投資を始める。その投資の担保として不動産に着目し、やがて不動産が投資商品として有効であることに気づき、以後、積極的に不動産投資を始める。東京23区のワンルーム中古市場で不動産投資を展開し、2019年に20年間勤めた会社をアーリーリタイア。現在、自身の所有する会社を経営しつつ、東京23区のうち19区に計38戸の物件を所有。さらにマンション管理組合事業など不動産投資に関連して多方面で活躍する。著書に『戦わずして勝つ 不動産投資30の鉄則』(扶桑社)、『43歳で「FIRE」を実現したボクの“無敵"不動産投資法』(アーク出版)

