短い秋を最大限に楽しむ! ドイツ出身ガーデナーが選ぶ「日本の気候に合うグラス&宿根草」厳選ガイド

短い秋を最大限に楽しむ! ドイツ出身ガーデナーが選ぶ「日本の気候に合うグラス&宿根草」厳選ガイド

アスターやシュウメイギクも秋の庭におすすめ

ススキの秋の庭
ススキの穂やアスターが陽光に映える秋の庭。Gartenbildagentur Friedrich Strauss / Strauss, Friedrich

アスターも、ススキと合わせればケアが簡単で素晴らしい組み合わせになります。アスターは多くの異なる種からなる大きなグループで、高さや色、デザインの可能性において多様な魅力があります。花色は白、ピンク、紫、青、赤などさまざまで、草丈は20~200cm。一年草もありますが、ほとんどが多年草タイプです。アスター・トンゴレンシスやアスター・フリカルティーなどがあります。

アスター・フリカルティー‘メンヒ’
アスター・フリカルティー‘メンヒ’。Tony Baggett/Shutterstock.com
シュウメイギク
Gartenbildagentur Friedrich Strauss / Mann, Dirk

シュウメイギクも育てやすいおすすめの植物。高さ1~1.5mに達する宿根草で、群れ咲くように成長します。細いながらもしっかりとした茎が葉の上に伸び、白またはピンクの花を咲かせます。冬に残るシードヘッドも素敵。白花品種の‘オノリーヌ・ジョベール’は、夏から秋にかけて咲く半八重咲きの純白の花が、植栽に美しく優雅な雰囲気を添えてくれます。

シュウメイギク‘オノリーヌ・ジョベール’
白花品種の‘オノリーヌ・ジョベール’。Peter Turner Photography/Shutterstock.com

さまざまな気候の地域を旅するなかで、多くの種類の植物やその習性、さまざまな生育環境を体験したことで、お手本となる自然の美しさに、ますます魅せられるようになりました。今回スポットライトを当てたススキは、どこにでも見られる存在ですが、日常生活や歴史の中にあってススキを愛でる心は、日本では特に豊かで深いと感じます。

Credit 話 / Elfriede Fuji-Zellner - ガーデナー -

エルフリーデ・フジ・ツェルナー/南ドイツ、バイエルン出身。幼い頃から豊かな自然や動物に囲まれて育つ。プロのガーデナーを志してドイツで“Technician in Horticulture(園芸技術者)”の学位を取得。ベルギー、スイス、アメリカ、日本など、各国で経験を積む。日本原産の植物や日本庭園の魅力に惹かれて20年以上前に日本に移り住み、現在は神奈川県にて暮らしている。ガーデニングや植物、自然を通じたコミュニケーションが大好きで、子供向けにガーデニングワークショップやスクールガーデンサークルなどで活動中。

Photo/ Friedrich Strauss Gartenbildagentur/Stockfood

まとめ / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。2026壁掛けカレンダー『ガーデンストーリー』 植物と暮らす12カ月の楽しみ 2026 Calendar (発行/KADOKAWA)好評発売中!

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