購入価格と車の状態が中古車購入時の強い関心
中古車市場は新車市場と並ぶ自動車流通の重要な柱であり、年式や仕様、価格の手頃さなど豊富な選択肢が多くの消費者の支持を集めている。
本調査では、中古車購入者が検討時に重視していたことを聴取しており、「車の購入価格」(73%)と「車の状態」(62%)が上位を占めた。さらに、実際に購入した車を選ぶ際に気にしたことについて、同意する意識の高い回答(“とても気にした”、“気にした”の合計)の割合は、「修復歴」(63%)が最も高く、次に「外装/外観の汚れや傷」(55%)、「走行距離」(54%)が続いた。
中古車購入者は検討段階において、購入価格と価格に直結する要素となる車の状態に対して、特に関心が集中していることがわかった。
車の持つ魅力を多面的に訴求、顧客満足度向上の鍵に
顧客が商談を通じて感じた購入車の魅力点としては、「車の状態」が52%、「車の購入価格」が43%で上位2項目に挙げられた。車の状態と購入価格という検討段階において関心の強かった要素は、実際に商談を経て購入した車の魅力点としても共通していることが確認された。一方、「燃費のよさ」(30%)、「走行性能」(25%)、「最新技術/機能の装備」(18%)など、車の機能・性能や装備面の魅力は、車の状態や購入価格ほど顧客に十分伝わっていない実態がみられた。
しかしながら、魅力に感じた点の数と商談における満足度との関係をみると、魅力点が1つのみの場合の満足度は594ポイント、2つの場合は657ポイントと、いずれも全体(681ポイント)を下回る評価となった。一方、魅力点が3~6つの場合には満足度は全体を上回る水準に達し、さらに7つ以上で全体を50ポイント以上上回る高い評価となった。より多面的に車の魅力が顧客に伝わることで、顧客の納得感や安心感が得られ、満足度の向上につながることがわかった。
