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大阪城を真正面に望むホテル「パティーナ大阪」。“初体験”の連続に世界の宿を知る旅ライターも驚いた!

大阪城を真正面に望むホテル「パティーナ大阪」。“初体験”の連続に世界の宿を知る旅ライターも驚いた!

2025年5月、「パティーナ大阪」が開業した。「カペラ・ホテルズ&リゾーツ」の日本初上陸に先駆け、姉妹ブランドの「パティーナホテルズ&リゾーツ」がいち早く誕生。

“カペラ”といえばハイセンスな富裕層のファンが多く、“パティーナ”はモルディブに続き大阪が2軒目となる。

立地は大阪城公園の隣。万博で盛り上がる街に生まれた初上陸のアーバンリゾートに滞在すると、国内ホテル初のサービスを多く目にしたのだった。



都市型リゾートホテル「パティーナ」ブランドが日本初上陸!


たった1泊だけの大阪滞在。寂しい気もしたが、ビル一棟建ての「パティーナ大阪」に入った瞬間から浪速にまみれた。



ホテルの“顔”となる玄関から続く、シグネチャーバー&ダイニング『P72』


通常のホテルなら案内カウンターがあるところ、地続きでいきなりレストラン『P72』が現れる。

一年を72の「候」に細分する七十二候をコンセプトにしたその店は、アフタヌーンティーで賑わい、大阪弁が明るく飛び交っていた。

ホテルの第一印象が大阪人。人の流れにムードを任す空間造りのおかげで、調子が出た。



初感覚!最高の音響設備から流れるBGMは、なんと昭和の歌謡曲!?


チェックインのために20階へ上がると、BGMには昭和の歌謡曲が交じり、緑茶とおしぼりが差し出される。意外に古風なお出迎えにひと息つきつつ、窓の外の大阪城に高揚。

城を囲む広い公園は緑で茂り、大都会なのに清々しい。そんな気のいい眺めを客室でも楽しめることが、今回の一番の楽しみだ。



「大阪城ビュー」のデラックスルーム。カーテン全開にしておきたくなる抜け感抜群の眺望


初めて見るストラップ状の鍵で9階の客室に入ると、大阪城は、より近くなった。

窓際には城を愛でるためのような畳のシーティングエリアがあり、腰をかければ時間を忘れる。城が真正面を向くのがポイントで、ありし秀吉と対峙している気分。

そのうち440年以上前に築かれた城の上を新世代ボーイングが飛び、時代が交錯する。



国内ホテル初導入となる最新マシンで「クライオセラピー」を初体験!


ウェルネス施設でも人生初の体験が待っていた。ここでは国内ホテル初導入となる最新マシンを4機用意。その中で冷気を出すマシンに入って全身を急速冷却する施術、クライオセラピーを試した。

同施設ではマイナス30℃に3分。ギリギリ我慢できる冷たさで、驚いたのが常温に戻った時だった。一時的に低下した体温と冷えた皮膚が自力で元に戻ろうとして、温度差にととのう。逆サウナ状態である。



19階のレストランでは、マジックタイムの美景もご馳走に


夕食は『IÑAKI(イナキ)』で珍しくバスク料理を味わい、イベリコ豚とスペイン固有品種のワインに感激。

大阪城公園を目の前にした夜景も楽しめるから、マジックタイムからのディナーデートにもオススメだ。



ホテルでは珍しい「バスク料理」の旨い肉、旨いソースに感動


根セロリのフォームやりんごを合わせたイベリコ豚は、脂まで香り高く芳醇。テンプラニーリョ100%のワインと。

滞在中に口にしたもので最も美味しかった。



いつまでも眺めていられる、唯一無二の「大阪」を堪能


9階の客室では、大阪城の天守閣最上階(高さ約55m)をちょうど目線上に感じられた。畳デイベッドで城を眺め、無になる。

クライオセラピーは睡眠の質を上げるらしく、その日は深く眠った。

翌朝起きれば、ベッドに寝たまま大阪城が目に飛び込む。夢のような現実から一日が始まった。


■施設概要
施設名:パティーナ大阪
住所:大阪市中央区馬場町3-91
TEL:06-6941-8888
料金:1泊1室¥79,868~
部屋数:221室


配信元: 東京カレンダー

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