◆⑤勝手に敵対視
男性に帯同して来る女性客の中には、店員を「敵」と見なす人も。すみませんが、あなたにとっては特別なパートナーだったとしても、店側からしたら1人のお客様に過ぎません。異性としての興味はありません。自意識過剰に火花を散らされても、空気が悪くなる一方ですし、「この男性は、なぜこのタイプの女性をスナックに連れてきたんだ……」という感想しか出てきません。=====
もちろん、こうした振る舞いをするのはごく一部の方です。多くの女性客は場を華やかにしてくれるため、店にとっても大変ありがたい存在です。
それだけに、女性というだけで初めての店でも受け入れられやすいアドバンテージがあるのに、わざわざマイナスに振り切ってしまう人たちは、ある意味才能とも捉えられる奇行を繰り返します。
店に感謝されて「ぜひ常連になってほしい」と懇願されるか、「二度と来ないでくれ」と言われるか――結局それを決めるのは、ほんの少しの立ち居振る舞いなのです。
<TEXT/大谷麻稀(まきぱん)>
【大谷麻稀(まきぱん)】
上野にてスナックを経営する28歳。大好きなお酒にコミットするべく鉄道会社を退職し、ほぼ未経験の世界へ転身。TOEIC910取得。趣味は海外一人旅。

