トイレにおすすめの壁材・床材
トイレの掃除が楽になる、壁紙や床の選び方を知りたい!
トイレは水や汚れ、臭いなどが気になる場所。便器だけでなく、壁紙や床材選びも快適なトイレ空間づくりには欠かせません。
ここでは両専門家に、おすすめの内装材を伺いました。
壁紙選びのポイント

トイレの壁紙選びで重視したいのは、消臭機能があって、こまめに掃除できる素材を選ぶことです。
やはり衛生面が重視される空間だけあって、専門家両名ともにポイントとして挙げてくれたのが消臭機能を備えた壁紙を取り入れる点。
内間さんからは、おすすめの壁紙製品について教えていただきました。
特に内間さんは、施工時に必ず取り入れているおすすめの壁紙があるそうですね!

バリアフリー工房
内間さん 私のおすすめはルノンの『空気を洗う壁紙®』です。消臭効果が高く、長期間清潔な環境を保つことができます。 なるほど!
岩波さんは機能以外にも素材選びをポイントとして挙げられていますが、これはどういうことでしょうか?

リフォームチョイス
岩波さん 汚れが目立つのが嫌などの理由から、はじめに色を重視される方も多いですが、暗い色を選んでも汚れが目立たなくなるだけで、衛生上の問題は解決しません。
素材選びで清掃性が確保できれば、汚れを気にしすぎることなく、安心して好きな色や明るい色のクロスを選ぶことができるようになりますので、まずは素材選びから考えることをおすすめしています。
床材選びのポイント

床材選びで重要なのは、水に強く、滑りにくいこと。
具体的にはどんな素材が良いでしょうか?

リフォームチョイス
岩波さん 床はフローリングよりも塩ビ素材のクッションフロアなどのほうが、水に強くて腐食などの心配がありません。 床と聞くとバリアフリーを意識したいところですが、バリアフリーの観点から気を付けたほうがいいことはあるのでしょうか?

バリアフリー工房
内間さん 消臭機能付きのクッションフロアは、厚みがあるため段差ができやすいという欠点があります。
バリアフリー化に段差は大敵なので、消臭は壁紙で対応し、床は薄手で滑りにくいものを選ぶのがベターです。
トイレの寿命を伸ばす点検・メンテナンス方法は?
せっかくトイレをリフォームするなら、ある程度時間をかけて比較検討して納得のいくリフォームをしたいもの。
しかし、今回の調査でリフォーム経験者から「急な故障でリフォームを検討したので、トイレ選びに時間がかけられなかった」という声が聞かれたように、急な不具合が出てしまうと早急な修繕が必要となり、じっくり考える時間をとることができない場合もあるでしょう。
この章では、そのような事態を避けるために、不具合を早期発見するための点検目安や急な故障で慌てないための対策を伺いました。
トイレリフォームを検討するタイミングの目安は?

リフォームチョイス
岩波さん トイレの寿命にあたる10年程度を目安に点検しましょう。このくらい年数が経ったものであれば、一度点検を受けると安心です。
定期的に点検しておけば、本格的な故障につながる前に不具合に気づくことができ、大きなトラブルを防ぐことができます。
急な故障で慌てないために、日頃からできるメンテナンスは?

リフォームチョイス
岩波さん やはりこまめに掃除をすることですね。
一番壊れやすいのは、ウォシュレットのノズル部分。カルキが固着すると故障の原因になるので、ここをこまめに掃除すると長持ちします。
また、節水のためにタンクにペットボトルを沈める方もいますが、排水管に汚れが付着して流れる道が狭くなると、詰まりの原因になります。十分な水でこまめに流すのがおすすめです。
トイレの汚れは、衛生面だけでなく、故障の原因にもなりますので、こまめな掃除が長持ちさせるためには欠かせません。
故障を防ぐためのお掃除でもあるので、掃除しやすいトイレを選ぶことは、リフォーム後のトイレを長持ちさせるためにも重要と言えるでしょう。

