いつまでも輝く女性に ranune
心臓がドクン――。年金20万円・質素な暮らしの60代夫婦の口座に転がり込んだ「2億円」、人生最高の幸福を味わうも…ファーストクラスで旅行中、突然資産を「取り上げられた」ワケ【FPが解説】

心臓がドクン――。年金20万円・質素な暮らしの60代夫婦の口座に転がり込んだ「2億円」、人生最高の幸福を味わうも…ファーストクラスで旅行中、突然資産を「取り上げられた」ワケ【FPが解説】

「理解しないまま任せる」と、後悔することも

Aさんは、専門家からの説明をほとんど理解していませんでした。「あなたのために私がやっておきます」という言葉を、鵜呑みにしてしまったのかもしれません。

しかし、お金の世界では「理解できないまま他人の指示どおりに動かす」ことは、実質的に“管理の主導権を手放す”ことと同じです。

・その資産は誰の名義にあるのか

・どの金融機関に置かれているのか

・即日引き出せるのか、どうやって引き出すのか

この3点が曖昧なまま「プロに任せて安心」と思うのは、黄色信号です。「いったん預かります」という流れで資産の管理主体は、Aさんの手から簡単に離れてしまっていました。

大金を手にしたとき、本当に考えるべきこと

退職金、保険金、実家売却、生前贈与など。「みたことのない大金」を目にする機会は、案外誰にでも訪れる可能性があります。そしてそのお金を前にすると、冷静でいられる人は少ないようです。

大事なことは、「できること」より、「自分の人生にとって必要なこと」を先に考えることです。

・人生の自分軸を自分で理解しているか

・自分にとって必要な金額はいくらか

・いつ、どのように使いたいのか

・誰と共有し、どう管理していくのが長く続けられるのか

「自分の人生にとって必要なこと」を明確にいえる人ほど、お金に振り回されにくく、お金を上手に活用することができます。

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