配置の魔法で奥行きを

家の中からも庭を眺める時間が長い季節なので、室内からの視点を意識して奥に強い色を配置。目が留まるポイントがS字になるようにするとより奥行きが感じられ、庭を歩いても、窓からの眺めも楽しくなります。鮮やかな植物の他にも、オブジェや寄せ植えした鉢を庭の中に置いても、フォーカルポイントになります。


庭の中ほどには大鉢を置き、季節に合わせて寄せ植えを作ります。秋はキクを主役にした暖かな色合いの寄せ植えに。地植えにすると草丈が低く目立たない植物も、高さのある鉢に植えると庭の色彩構成の一つとして活躍します。
花材:クリサンセマム‘ア・ラ・モード アプリコット’、アルテルナンテラ‘須磨’・‘赤穂’、ジュズサンゴ‘絣’
来年のための仕込みメモ
植え付けは梅雨前後、盛夏はマルチ、初秋にボリューム仕上げ

- 4〜6月:苗の確保と定植。色の面を意識して、株間をとりつつ複数苗をまとめて植える。
- 7〜8月:地植えでは、根付いた後は基本的に自然の降雨でOK。猛暑で渇水するときは株元を刈り草やバークでマルチング。水やりする際は朝に。センニチコウを花がら摘みを兼ねて透かし剪定。
- 9月:風通しを確保するためにサルビアは透かし剪定を。
- 10〜11月:マムやプレクトランサス、コスモスなどを差し色で投入。

夏に植えて秋に本領発揮の植物の共通点は、シソ科とヒユ科の植物。耐暑性に優れ、植えておけば地面を覆って夏の間の雑草対策としても活躍します。コリウスやアルテルナンテラなどのカラーリーフ類を主役にすることで、花がら摘みの手間も必要なし。花が少ない季節こそ、カラーリーフを上手に使えば、晩秋の庭はもっと輝きます。
Credit アドバイス / 面谷ひとみ - ガーデニスト -おもだに・ひとみ/鳥取県米子市で夫が院長を務める面谷内科・循環器内科クリニックの庭づくりを行う。一年中美しい風景を楽しんでもらうために、日々庭を丹精する。花を咲き継がせるテクニックが満載の『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(KADOKAWA)が好評発売中!
取材&文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。2026壁掛けカレンダー『ガーデンストーリー』 植物と暮らす12カ月の楽しみ 2026 Calendar (発行/KADOKAWA)好評発売中!
