いつまでも輝く女性に ranune
「椅子の“すき間”に、自分と同じ目線の花を」。東京・下落合の花屋『Hljóð』の店主、齋藤拓磨さんの1か月連載コラムがスタート。お花や自然の、自分なりの楽しみ方を綴ってくれます。

「椅子の“すき間”に、自分と同じ目線の花を」。東京・下落合の花屋『Hljóð』の店主、齋藤拓磨さんの1か月連載コラムがスタート。お花や自然の、自分なりの楽しみ方を綴ってくれます。


東京・下落合で『Hljóð(ヒュウド)』というお店をやっています。
この連載では、お花や自然の、自分なりの楽しみ方を綴っていこうと思います。

この日は、すごく天気がいいわけではないけれど、
窓から注ぐ淡い光と空気が、やわらかく心地よい日でした。

隅に置いたお花は、そこに自然と生えてきたように見えて、
通るたびにちらちらと目に入ります。
窓からの光は、壁や椅子の表面をやさしく照らしていました。

今日は読書でもしようかと、
普段あまり手に取らない本を片手に、飲み物を用意して椅子にごろんと。
お花が同じ目線にあると、一緒に遊んでくれているかのように感じます。

数ページも進まないうちに、
光と風がほどよく心地よくて、眠くなってしまいました。

うっすらと鳥の声が聞こえるような、
遠くで車や人の気配がするような。
そんな音と音のあいだにある静けさが、
いちばん心地よく感じられる時間です。

椅子の横に置いたお花が、そっとそばで見守ってくれているようで、

なんだか安心したら、
本を抱えたまま、眠っていました。

配信元: & Premium.jp

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