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第三の居場所づくりに大切なこと

[3]不登校支援を行っている団体への寄付

現状、不登校支援の制度は十分とは言えない。支援団体への寄付は、居場所づくりや活動の継続を支える大きな力となる。経済的な理由でフリースクールなどの施設に通えない子どもたちがいることも忘れてはならない

不登校児童数が過去最多を更新する中、「子ども第三の居場所」事業について調べていたところ、「みんなのお家すまいる」の存在を知りました。

不登校は年々増加する社会的な課題ですが、木村さんや渡辺さんのやわらかな寄り添い方は、当事者への向き合い方の大きなヒントになると感じました。子どもだけでなく親のつらさにも包括的に向き合えるのは、お二人が不登校児童を持つ親として、さまざまな子どもたちや親と向き合ってきたからこそでしょう。

特に印象的だったのは、「学校は行かなくてもいい」といった風潮に対しての、「誰かがそう言っても、その先どうなるかは誰も保証してくれません」という言葉。誰もが正解を持たない社会課題において、耳障りのいい言葉を受け入れて安心してしまうのではなく、常にアンテナを張り、何ができるかを考え続けることの大切さを実感した取材でした。

撮影:永西永実

みんなのお家すまいる 公式サイト(外部リンク)

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