「日本の革靴文化は絶滅する」納得の理由。欲しい革靴は“いま買わないと”手に入らない

「日本の革靴文化は絶滅する」納得の理由。欲しい革靴は“いま買わないと”手に入らない

◆無理をして革靴を履く必要はない、のかも?

対照的に、今かなりの頻度で通っているスニーカーのショップでは、買う前に客を座らせて、靴紐をいちいち結び直してから販売してくれます。スニーカー屋なのに、靴のケア用品もひととおり揃っています。気合の入り方が、革靴の店とは全然違います。とある革靴の名店では履きジワをおそれて、試し「履き」はOKでも「歩く」のは厳禁なんていう笑うに笑えないショップも現実にあります。

私も今後1~2年の間に「既製品のちょっといい革靴」は揃えてしまおうと予定を立てています。オーダーメードは生き残れますが、既製品の革靴は値上げだけではなく、生産、引いてはショップの生存自体も厳しいと思います。

10年後、「昔はこの靴を工場でつくれてたんだよな」と思い返す日は必ずきます。海外ですら老舗の革靴メーカーの凋落ぶりが激しく、ちょっといい革靴はできるだけ早めに、でもペットを飼うのと同じ気持ちで、いま、買ってください。面倒を見る覚悟のない方は、スニーカー一択でいいとも思います。

【シューフィッター佐藤靖青】
イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます『シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)@毎日靴ブログ』。著書『予約の取れないシューフィッターが教える正しい靴の選びかた』
配信元: 日刊SPA!

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