5. 保健師の給料
ジョブメドレーに掲載されている求人から保健師の賃金相場を算出しました。なお、残業手当など月によって支給額が変動する手当は集計対象外のため、実際に支払われる賃金はこれより多くなる可能性があります。
【全国平均】保健師の月給・時給・年収の相場
2024年12月時点の全国の保健師の時給・月給・年収の相場は次のとおりとなりました。
下限平均 | 上限平均 | 総平均 | |
|---|---|---|---|
パート・アルバイトの時給 | 1,438円 | 1,705円 | 1,569円 |
正職員の月給 | 25万1,113円 | 29万8,764円 | 27万3,971円 |
正職員の年収* | 351万5,582円 | 418万2,696円 | 383万5,594円 |
6. 保健師の将来性
日本における保健師の活動は、1920年代に結核患者に対する巡回看護や妊婦や乳児に対する訪問指導が積極的におこなわれるようになったのが始まりとされています。
当時は結核の全国的な流行や乳児死亡率の高さが問題となっていました。保健師は助けを必要とする人々の家を一軒一軒訪問し、健康問題を引き起こしている原因や環境を自身の目で確かめ、地域の人々と協力しながら問題の解決に努めてきました。
衛生環境が改善され、公的医療保険制度が確立され、医療技術が発達した現在でも健康問題は存在しており、保健師の活動の本質も変わらず受け継がれています。
戦後、日本では世界的に類を見ないスピードで少子高齢化が進み、社会構造が大きく変化しました。それにともない人々をめぐる健康問題は年々多様化、複雑化しています。
メタボリックシンドロームや生活習慣病、ネグレクト(育児放棄)、児童や高齢者に対する虐待、引きこもりや自殺を含むメンタルヘルスの問題、新型インフルエンザや新型コロナウイルスなどの新興感染症の流行、自然災害の増加、健康格差の拡大。思いつくだけでもこれだけの問題と対峙しなくてはなりません。
問題の解決にはさまざまな専門家や地域の人々との連携が必要です。古くから公衆衛生の専門家として訪問活動や予防活動に従事してきた保健師には、多職種連携の要として活躍することが期待されています。
参考
- e-Gov法令検索|保健師助産師看護師法
- 厚生労働省|地域における保健師の保健活動について(◆平成25年04月19日健発第419001号)
- 厚生労働省|地域包括ケアシステム

