5. 福祉用具専門相談員の給与
2024年12月時点でジョブメドレーに掲載されている福祉用具専門相談員の平均給料は次のとおりでした。なお残業手当や賞与など月によって変動する金額は含みませんので、実際に支給される金額はこれよりも高くなる可能性があります。福祉用具専門相談員の給料の一例として参考にしてください。
下限平均 | 上限平均 | 総平均 | |
|---|---|---|---|
正職員の月給 | 22万6,803円 | 29万8,988円 | 26万2,895円 |
正職員の年収* | 317万5,242円 | 418万5,832円 | 368万530円 |
6. 福祉用具専門相談員に向いている人は?
福祉用具専門相談員にはどのような人が向いているのでしょうか? さまざまな要素が必要となりますが、以下のような適性が挙げられます。
コミュニケーション能力に優れている人
福祉用具専門相談員として活動するうえで、ケアマネジャーとの信頼関係は欠かせません。「この人なら任せて大丈夫」と思ってもらえれば、ケアマネジャーが担当する利用者の紹介にもつながります。また、福祉用具のサービスを提供するうえでも、他の介護サービスを提供している人たちと連携が取れないと、行き届いた介護ができません。また、利用者やそのご家族の希望をきちんと聞き取り、理解するためのコミュニケーションも重要です。
細かな変化に気が付く人
福祉用具を導入した場合、年に2回ほどモニタリングをおこないます。その時に、体調の変化、家族環境の変化などを敏感に察知できるかどうか。導入した福祉用具を実際に上手に利用できているか。そのような細かな変化に気づいて、状況によっては福祉用具の再選定をおこなう必要もあります。
好奇心旺盛な人
福祉用具メーカーも、さまざまな機能を取り入れた新商品を開発しています。相談員は利用者のニーズに最もあった用具を選定するため、常に新しい商品の情報を仕入れる必要があります。福祉用具の展示会に参加したり、インターネットやSNSを活用して常にアンテナを貼っていられるような人には向いている仕事です。

