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介護事務の仕事内容は? 必要な資格や勤務先、1日の働き方、給料について解説!

介護事務の仕事内容は? 必要な資格や勤務先、1日の働き方、給料について解説!

特集 仕事を知る 介護事務編

1. 介護事務とは?

介護保険サービスの提供事業所を支える事務職

介護事務とは、老人ホームやデイサービス、訪問介護事業所など、介護保険サービスを提供する事業所に勤務する事務職のことです。

代表的な業務が介護報酬の請求事務ですが、それ以外にも一般事務や経理、労務、採用、広報など事業所の運営に関わる幅広い業務を任されます。大変ではありますが、利用者や職員にとってより良い施設を作るという大切な役割を担っています。

介護保険サービスの利用者やその家族、事業所の職員、ケアマネジャー(ケアマネ)、行政の担当者など多くの人々と関わりながら仕事を進めるため、相手を問わず円滑にコミュニケーションできるタイプの方が向いているでしょう。

介護事務と医療事務の違い

医療事務や介護事務が担う重要な業務がレセプトと呼ばれる保険請求事務ですが、医療事務の場合は医療保険に基づいて診療報酬を、介護事務の場合は介護保険に基づいて介護報酬を請求します。医療保険と介護保険には次のような違いがあります。

公的医療保険と公的介護保険の違い

 

医療保険

介護保険

被保険者

すべての方

40歳以上の方

保険者

市区町村

全国健康保険協会

健康保険組合 など


市区町村

審査支払機関

国民健康保険団体連合会

社会保険診療報酬支払基金

国民健康保険団体連合会

報酬の改訂頻度

2年に一度

3年に一度

報酬の単位

1点=10円

1点=10〜11.26円

サービスの

利用者負担

1〜3割

*年齢および所得により異なる

*利用時に窓口で精算

1〜3割

*所得により異なる

*1ヶ月分をまとめて精算

診療報酬の単位は全国一律ですが、介護報酬の単位は地域やサービスの種類によって異なります。また、医療保険の利用者負担は受診の度に精算しますが、介護保険の利用者負担は1ヶ月分をまとめて精算します。そのため、介護保険の保険請求事務では国保連に対する請求書に加え、利用者に対する請求書も作成することになります。

2. 介護事務になるには?

無資格・未経験でもOK! でも意外な資格や経験が役に立つことも?

介護事務の仕事に就くために必須の資格や経験はありません。

ただし、事務作業にはパソコンが欠かせないため、パソコンの基本操作ができること──とくにエクセルやワードを使えるかどうかが重視される傾向にあります。マイクロソフト社が実施している認定試験、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を取得すれば自身のパソコンスキルを客観的に証明することができます。

それ以外にも次のような資格や経験があると優遇される場合があります。

〈介護の経験や資格のある方〉

介護の現場を支える仕事である以上、介護の経験や資格を持っていると業務に役立ちます。介護職として働いた経験や介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士などの資格を保有している場合は積極的にアピールしましょう。

 

〈医療事務の経験や資格のある方〉

医療保険と介護保険という違いこそありますが、業務の進め方が似ているため医療事務の経験や資格のある方が歓迎される傾向にあります。

 

〈簿記資格〉

保険請求に加え経理全般を担当する場合、業務の中でも経理の占める割合が大きい場合には、簿記2級以上、あるいは、経理の実務経験がアピールポイントになるでしょう。

 

〈運転免許〉

業務に利用者の送迎が含まれる場合、運転免許が必須となります。

介護事務の民間資格

介護事務に国家資格はありませんが、さまざまな民間資格があります。代表的なものには次のようなものが挙げられます。

〈ケアクラーク技能認定試験(ケア クラーク®)〉

  • 主催:一般財団法人 日本医療教育財団
  • 試験日程:年3回(5月、9月、1月)
  • 受験者数:非公表
  • 合格率:非公表
  • 受験料:7,920円(税込)
  • 受験方法:在宅

 

〈介護事務管理士®​技能認定試験〉

  • 主催:株式会社 技能認定振興協会
  • 試験日程:年12回(毎月第4土曜日の翌日)
  • 受験者数:非公表
  • 合格率:70%前後
  • 受験料:5,500円(税込)
  • 受験方法:在宅

 

〈介護報酬請求事務技能検定試験〉

  • 主催:日本医療事務協会
  • 試験日程:年6回(偶数月第3日曜日)
  • 受験者数:1,000名(2020年度)
  • 合格率:80%前後
  • 受験料:6,600円(税込)
  • 受験方法:会場

いずれも資格取得を通じて介護保険制度介護報酬請求の実務について学べるため、「未経験なので不安」という方や「スキルアップしたい」という方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

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