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介護福祉士とは? 資格取得方法や勤務先、仕事内容、年収について解説

介護福祉士とは? 資格取得方法や勤務先、仕事内容、年収について解説

3. 介護福祉士の仕事内容

介護福祉士の仕事は、利用者に対する身体介助、生活援助、社会活動支援、利用者のご家族を対象とした相談・助言、現場介護スタッフに対するマネジメントと多岐にわたります。

身体介助

日常生活を送るのが困難な利用者に対し、食事や入浴、排せつなど、一人ひとりの自立度に応じて必要な支援をおこないます。

生活援助

利用者の家を訪れ、洗濯や炊事、買い物など、利用者がおこなうことの難しい家事を引き受けます。

社会活動支援

介護が必要になったのをきっかけに孤立してしまわないよう、地域イベントへの参加を促したり、近隣との人間関係を構築するなどの役割も果たします。

家族を対象とした相談・助言

利用者の家族に対し、介護に関する相談や介護用品の選定、在宅介護でのアドバイスなどをおこないます。

現場マネジメント

介護現場のリーダーとして介護スタッフのタスク管理や教育指導、多職種との連携を図ります。

4. 介護福祉士の勤務先

2020年度の介護福祉士就労調査によると、介護福祉士の働く場所は高齢者福祉関係が8割を占めています。

介護福祉士の勤務先は8割が高齢者福祉関係
出典:公益財団法人社会福祉振興・試験センター|令和2年度介護福祉士就労状況調査結果より作成

高齢者福祉関係

高齢者福祉施設の介護職員として介護業務にあたります。

主な勤務先は特別養護老人ホーム(特養)介護老人保健施設(老健)といった介護保険関連施設、要介護者の自宅を訪問する訪問介護事業所(ヘルパーステーション)、利用者を送迎し身体介護をおこなう通所介護(デイサービス)など、さまざまな施設が挙げられます。

業務内容は食事介助や入浴介助、排せつ介助などの身体介護、掃除や洗濯、食事の配膳、買い物などの生活援助が中心ですが、利用者の状態や提供しているサービスの特徴によって仕事内容は異なります。また、入所型施設の場合は24時間体制の介護が必要となるため、夜勤を含むシフト勤務が一般的です。

実務者研修の修了者、および介護福祉士の有資格者であれば、訪問介護事業所での配置が義務付けられているサービス提供責任者として働くことも可能です。

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障害者福祉関係

障害者福祉施設の職員として介護業務にあたる方もいます。

主な施設は日常生活で常時介護が必要な方が生活する身体障害者施設、ケアを必要とする方の自宅を訪問する訪問サービス事業所、身体、精神、知的の障がいのある子どもを対象とした放課後等デイサービス児童発達支援、障害児入所施設が挙げられます。

施設によって役割や仕事内容が異なり、生活支援員として生活面での身体介護などをおこなったり、職業指導員として就労をサポートする方もいます。

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