6. 介護福祉士の将来性
日本は世界でもまれにみる速さで高齢化が進行しています。内閣府の発表によると、2025年には国民の約2.6人に1人が65歳以上、約3.9人に1人が75歳以上となると推計され、断続的に増えていく見込みです。
そこで注目されるのが介護ニーズへの対応です。認知症高齢者や単身高齢世帯など、複雑化・多様化する介護ニーズへの対応と介護人材の育成、そして確保が喫緊の課題となっています。
介護福祉士は国家資格です。日本全国どこにいても社会的に広く認められた介護のプロとして働くことができます。資格手当がつくこともあるので、給与面でも大きなメリットとなります。
また、実務経験を5年積めばケアマネジャー(介護支援専門員)試験の受験資格を得られます。令和4年度の職種別合格者をみると、介護福祉士が占める割合は59%という結果が出ています(参考:厚生労働省)。
介護福祉士は介護業界でのキャリアを検討するうえで重要な資格のひとつといえるでしょう。
参考
- e-Gov法令検索|社会福祉士及び介護福祉士法
- 厚生労働省|社会福祉士・介護福祉士等

