3.治験コーディネーターになるには
3-1.医療系の資格は必要?
治験コーディネーターになるために資格は必要ありませんが、医学や薬学、医療システムに関する知識と理解が欠かせないため、医療系の国家資格を持っている人や病院勤務経験のある人が優遇される傾向にあります。
また、国家資格はありませんが、「日本SMO協会公認CRC制度」「日本臨床薬理学会認定CRC制度」「SMONA認定CRC制度」などの認定資格がいくつか設けられています。これらの資格を取得する方も増えているようです。
3-2.どんな職種(資格)からの転身が多い?
日本SMO協会が2024年3月に実施した調査によると、調査に協力したSMO(治験施設支援機関)に所属するCRCのおよそ70%が医療系の国家資格を持っていることがわかりました。

「日本SMO協会データ2023」 より作成
4.治験コーディネーターの給与
ジョブメドレーに掲載されている求人から治験コーディネーターの賃金相場を算出しました(2024年12月時点)。なお、残業手当など月によって支給額が変動する手当は集計対象外のため、実際に支払われる賃金はこれより多くなる可能性があります。
給与下限 | 給与上限 | 総平均 | |
|---|---|---|---|
正職員の月給 | 26万5,133円 | 39万5,331円 | 33万232円 |
正職員の年収* | 371万1,862円 | 553万4,634円 | 462万3,248円 |
過去にインタビューをした、治験施設支援機関で働くUさん(26)の月給は26万円でした。看護師としてICUで2年働いたのちに転職しているUさんですが、ほぼ平均的な給与水準にあるようです。
▼治験コーディネーターUさんの転職インタビューはこちらの記事をチェック!
【転職者インタビュー】CRC(治験コーディネーター)1年目26歳/転職1回

