
素材の美味しさを引き出し、ふっくらと仕上がることで人気の「蒸し料理」。
前回のコラムでは、お手入れが簡単な「ステンレス製の蒸し器」の使い勝手をご紹介しました。
【関連コラム】

・“蒸し器”で料理の幅がぐっと広がる!おうちのフライパンや鍋で本格蒸し料理をはじめよう
一般的な26センチのフライパンにつかえて、中身がみえるドーム型の蓋が特徴の蒸し器。
“たっぷりの具材を一度に蒸せる”から、家族分のおかずを一度に作るのに大活躍。

▲24~26センチのフライパン対応。中が見えるドーム型の蓋は単品でも活躍します
蒸し料理といえば温野菜のイメージが強いですが、実は「麺料理」にもぴったり。
通常は「茹でる」→「炒める・あえる」と工程が分かれる麺料理も、蒸し器を使えば同時調理が可能です。
蒸し料理のメリットである「ヘルシー」さ。それだと子どもが物足りないと感じるかもという心配も。
でも前回ご紹介した「サムギョプサル」のように、蒸し器は“満足系メニュー”も得意です。
今回は、そんな蒸し器で作れて、満足感のある“3つの絶品麺レシピ”をご紹介します。
麺の歯ごたえ抜群!「ソース焼きそば」の作り方
週末のお昼ご飯や、忙しい日の夕飯にも。
子どもが喜ぶソース焼きそばは、手間なく作れてお財布に優しいので愛用されてる方も多いはず。
ただ3人分の焼きそば、炒めたり、蒸したりは意外と重労働で、麺がブチブチ切れてしまったりしませんか?
そんな焼きそばも蒸し器に入れればほったらかしで作れるんです。
【材料】(3人前)
・市販のソース焼きそば…3玉
・もやし、人参、豚バラ、キャベツなど具材はお好みで
【下準備】
人参、キャベツは食べやすい大きさにカットします。
フライパンに水をはり、蒸し器をセットします。


麺を3玉入れ、もやし、人参、キャベツ、豚バラ肉をのせていきます。

火にかけたら蓋をして10分程度蒸します。
これだけのボリュームを一度に仕上げられるのは、ドーム型の蓋のおかげです。

火が通ったら、麺と具材をざっくり混ぜ合わせます。
蒸した麺はモチモチの仕上がり。

付属のソースのもとで味付けします。

全体を混ぜ合わせて、盛り付けたら完成です。

お好みでかつお節や、ネギをトッピングをしてどうぞ。
苦手な野菜も焼きそばにするとモリモリ食べてくれるのは子どもあるある。ここぞとばかりに!野菜を沢山入れても簡単に仕上がるのが魅力です。
蒸し器ごとテーブルにサーブして、セルフ方式にしても楽しいですね。

蒸すことでモチモチ美味しく仕上がることはもちろんですが、他にも最後にソースをあえることで“麺同士がくっつきにくい”というメリットが。
忙しい朝も炒める手間がないので、お弁当にも使えますよ。
ほったらかしで完成!「本格チャプチェ」の作り方
春雨と色々な具材を炒めて作る定番の韓国料理「チャプチェ」。
春雨を湯がいて、具材と炒めて味付けして…と難しいイメージがありますが、蒸し器を使えば一気に完成。
火にかけて10分程度まつだけで完成する手軽さです。
【材料】(2~3人分)
・春雨…50g
・玉ねぎ…1/2個
・人参…1/2本
・にら…1/3袋
・牛肉(または豚肉)…100g
■タレ
・水…大さじ2
・醤油…大さじ2
・酒…大さじ2
・みりん…大さじ2
・鶏がらスープの素…小さじ1
・にんにくチューブ…少々
・生姜チューブ…少々
・ごま油…大1
・コチジャン…小さじ1(お好みで、なくても可)
■トッピング用
・ゴマ お好みで
【下準備】
タレの材料は混ぜ合わせておく。
人参は千切り、にらは5センチ幅、玉ねぎは薄切りに。
フライパンに水をはり、蒸し器を置いたらクッキングペーパーをしいておく.


春雨の上にカットした野菜をのせていきます。

最後に牛肉をのせたら、混ぜ合わせておいたタレを全体に回しがけます。
火にかけたら蓋をして10分程度蒸します。

火が通ったら、春雨をほぐしながら全体を混ぜ合わせて完成です。

うつわに盛り付けたら、ごまをふりかけてどうぞ。
子どもにも食べやすい味付けで、お箸が止まらなくなる味。

具材の旨味や汁気は春雨が吸収!湯がいて炒める手間ななく、もちもちプリプリの仕上がりに。
お肉は豚コマでも。具材もパプリカやピーマン、キノコを加えるのもおすすめですよ。
