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スポーツトレーナーとは? 仕事内容、種類、なり方、資格、年収・給料、将来性について解説

スポーツトレーナーとは? 仕事内容、種類、なり方、資格、年収・給料、将来性について解説

3.スポーツトレーナーになるには

スポーツトレーナーになるには

3-1.資格は必須ではない

スポーツトレーナーになるのに必ずしも必要な資格はありません。しかしトレーナーとして教える立場になる以上、スポーツに関する知識はもちろん、解剖学や生理学、医学、栄養学などの幅広い知識と、それらを実践できる指導力が求められます。スキルを証明するためにも、スポーツトレーナー関連の資格は取得しておいて損はないでしょう。

先述した日本スポーツ協会の実態調査でも、8割以上の人が「何らかの民間資格または医療系の国家資格を保有している」と回答していました。

3-2.持っていると有利な資格

実際にスポーツトレーナーの資格取得者が多く、実業務でも役立つ資格をいくつか紹介します。

理学療法士
認定団体厚生労働省(国家資格)
特徴病気やケガにより体力や筋力などが低下した人の基本的な運動能力を回復させる専門職。運動や電気刺激、マッサージなどの治療方法がある。
取得方法理学療法士の養成校にて3年以上の教育課程を修了し、年に1度実施される国家試験に合格する必要がある。
詳細理学療法士とは?
柔道整復師
認定団体厚生労働省(国家資格)
特徴ケガ(骨折、脱臼、打撲、捻挫など)によって損傷した骨、関節、筋肉、靱帯などに対して治療をおこなう専門職。骨や関節の調整やテーピングなどの固定法、電気などを用いた治療法がある。
取得方法柔道整復師の養成校にて3年以上の教育課程を修了し、年に1度実施される国家試験に合格する必要がある。
詳細柔道整復師とは?
あん摩マッサージ指圧師
認定団体厚生労働省(国家資格)
特徴あん摩、マッサージ、指圧の技術を用いて身体の不調を改善する専門職。国家資格を持たずにマッサージをすることは法律で禁止されているため、この資格が必須となる。施術において器具は使用せず「撫でる・揉む・押す・さする」などの方法で症状を緩和する。
取得方法あん摩マッサージ指圧師の養成校にて3年以上の教育課程を修了し、年に1度実施される国家試験に合格する必要がある。
詳細あん摩マッサージ指圧師とは?
鍼灸師(はり師・きゅう師)
認定団体厚生労働省(国家資格)
特徴鍼(はり)や灸(きゅう)を用いて身体のツボを刺激し、痛みや疲労などを軽減する専門職。はり師ときゅう師は独立した資格だが、同時に資格取得する人が多いことと、鍼・灸両方を扱う院が多いことから一般に「鍼灸師」と呼ばれる。
取得方法はり師・きゅう師の養成校にて3年以上の教育課程を修了し、年に1度実施される国家試験に合格する必要がある。
詳細鍼灸師とは?
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
認定団体日本スポーツ協会(旧名:日本体育協会)
有資格者数4,331人(2020年10月1日時点)
特徴日本スポーツ協会が認定する公認スポーツ指導者資格のひとつ。プレーヤーの安全・健康管理、スポーツ外傷・障がいの予防、救急対応、アスレティックリハビリテーション及び体力トレーニング、コンディショニングなどの知識と技術を証明する資格。
取得方法下記いずれかの方法で取得が可能。
・日本スポーツ協会や加盟団体等が開催する養成講習会を受講する
・指定の大学・専門学校の授業を履修する
詳細アスレティックトレーナー – スポーツ指導者 – JSPO
日本トレーニング指導者協会 トレーニング指導者
認定団体日本トレーニング指導者協会(JATI)
有資格者数(2019年度のトレーニング指導者の合格者数) 1,153人
特徴トレーニング指導者として必要な知識と技能を得られる資格。レベルは3段階あり、スポーツ選手や一般人への指導レベルから、国際的なトップアスリートなどへの指導ができる特別上級レベルまでがある。
取得方法「トレーニング指導者(基礎資格)」を取得する場合は以下のいずれかの方法で取得が可能。
・JATIの養成講習会を受講し、認定試験に合格する
・JATI指定の養成機関で所定の科目を履修し、認定試験に合格する
詳細JATI-日本トレーニング指導者協会

3-3.スポーツトレーナーに向いている人・必要な素質

スポーツが好きでスポーツトレーナーを目指す人は多くいますが、スポーツトレーナーの役割は徹底した“縁の下の力持ち”です。スポーツに対する情熱はもちろんのこと、指導相手である選手やチームのことを第一に考え、努力を惜しまずに支え続けることが大前提です。他人のために尽くすことをいとわない、奉仕精神がある人が向いていると言えるでしょう。

ほかにもスポーツトレーナーに求められる能力は、スポーツやトレーニングなどについて学び続ける「向上心」、人や環境の変化に気がつける「洞察力」、重要なタイミングで意思決定を下せる「判断力・決断力」、自分の考えやトレーニング手法などを言葉で伝えられる「言語化力」などがあります。

スポーツ界で活躍するアスリートやチームを指導する立場になるためには、単に知識や技術があるだけではなく、スポーツトレーナー自身の人間力も求められるのです。

3-4.スポーツトレーナーを目指す一般的なルート

スポーツトレーナーを目指す一般的なルート

スポーツトレーナーを目指す一般的なルートは、大学や短期大学、専門学校に通って必要な知識と技術を習得する方法です。もし通学が難しいようであれば、働きながらでも受験できる資格の取得を考えても良いでしょう。

■スポーツ系の大学・専門学校で学ぶ

「スポーツ科学」「健康科学」などの学部がある学校で人体構造や運動機能、トレーニング理論、応急処置の技術などについて学ぶことが可能。またこれらの学校では、理学療法士や柔道整復師などのリハビリ系の国家資格や、スポーツトレーナーの民間資格を取得できるカリキュラムが用意されていることが多い。

■医療系の大学・専門学校で学ぶ

理学療法士、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、はり師・きゅう師などの養成校に通い、国家資格を取得する方法。卒業後は病院や整骨院、鍼灸院などで治療経験を積みながらスポーツトレーナーと二足のわらじで活動する道や、スポーツトレーナーを専業とする道が考えられる。

学校を卒業し資格を得たら、そこがスポーツトレーナーとしてのスタート地点です。実績がなければプロや実力ある選手・チームを指導することはできないので、まずはスポーツトレーナーとして活動できる環境に身を置き、実績を作っていくことから始めましょう。学生であればインターンシップや学生トレーナーとして早い時期から経験を積んでおくこともおすすめです。

プロのチームや選手の専属トレーナーに就ける人数は限られており、欠員が出たとしても公募がかかること自体が少ないです。まずは身近なフィットネスクラブや地域のスポーツチームなどで経験を積み、業界内での人脈を広げていくことを大切にしましょう。

4.スポーツトレーナーの年収・月収・給料

スポーツトレーナーの収入は、「フリーランスか会社員か」「専業か複業か」などの働き方によって大きく異なります。

プロのアスリートチームで働く場合は、年単位で契約を結び、年俸制をとることが一般的です。年収は300〜1,000万円、またはそれ以上とも言われており、経験・実力・成果によって幅があります。契約更新がされる保証はなく、所属チームの財政状況からも影響を受けるため、給与面では不安定だと言えるでしょう。

先述した日本スポーツ協会の実態調査によると、「フルタイムやパートタイムで働くトレーナーとしての年収」は「1万円〜100万円」の回答が全体の約4割でした。「300万円以下」まで広げると全体の約6割となるため、スポーツトレーナーの収入だけで生活できる人はまだ少数派のようです。

▼トレーナー活動による年収(フルタイム、パートタイム、教育のみ)

トレーナー活動による年収(フルタイム、パートタイム、教育のみ)

※調査対象数:792人
(出典:日本スポーツ協会|第一回日本のトレーナー実態調査|2018年)

一方で、フィットネスクラブなどの企業に勤めて働く場合は毎月決まった固定給が支払われるため、比較的安定した収入を得ることができます。さらに業務につながる資格を持っていると有利です。

スポーツトレーナーの平均給与

2024年12月時点で、ジョブメドレーに掲載されているスポーツトレーナー(スポーツインストラクター)求人の平均給与額は下記のとおりです。残業手当など月によって支給額が変動する手当は集計対象外のため、実際に支払われる賃金はこれより多くなる可能性があります。

下限平均

上限平均

総平均

パート・アルバイトの時給

1,163円

1,560円

1,361円

正職員の月給

23万687円

39万1,262円

31万974円

正職員の年収*

322万9,618円

547万7,668円

435万3,636円

*年収は「月給 × 14ヶ月(ボーナスは月給の2ヶ月分)」で試算

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