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スポーツインストラクターとは? 仕事内容、就業先、なり方・資格、年収・給料、将来性について

スポーツインストラクターとは? 仕事内容、就業先、なり方・資格、年収・給料、将来性について

3.スポーツインストラクターになるには

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3-1.特別な資格は必要ない

スポーツインストラクターになるために、特別な資格や必須の学歴はありません。そのため、スポーツジムやフィットネスクラブなどの採用試験に合格すれば働くことができます。以下で一般的なルートをご紹介します。

3-2.スポーツインストラクターを目指す一般的なルート

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■専門学校・短期大学で学ぶ

スポーツインストラクターを目指すうえで、もっとも一般的なのがスポーツ・健康系の専門学校や短期大学で学んで、スポーツジムやフィットネスクラブに就職するルートです。

専門学校・短期大学では、「スポーツインストラクター科」や「健康スポーツ科」などで1〜2年間のカリキュラムを履修します。医療や調理、美容系などの専門学校には、夜間部や通信課程を設けているところが多いですが、スポーツ系の専門学校のほとんどは昼間部のみとなっています。学費は150〜200万円程度かかります。

スポーツの基礎理論や指導方法を短期間で効率よく習得できるため、目指したいキャリアがある程度固まっていて、早い段階で現場経験を積みたいという人に向いています。

■4年制大学で学ぶ

体育系、健康系、医療系の大学で4年間学んで、スポーツインストラクターになることも可能です。こちらは「4年間勉強する中でキャリアを固めたい」「国家資格の取得も視野に入れたい」という人に向いています。

■アルバイトとして働きながら学ぶ

スポーツジムやフィットネスクラブで、アルバイトとして経験を積んで、インストラクターを目指す方法もあります。未経験で応募する場合、最初の仕事は受付での「接客」や「清掃」などがメインになるため、面接では人柄や体力などをアピールすることが大事です。

3-3.役立つ民間資格はある?

ここではスポーツインストラクターとして働くうえで役に立つ民間資格を紹介します。

■日本スポーツ協会公認 アスレティックトレーナー

公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)が発行する民間資格。プレーヤーの安全・健康管理、スポーツ外傷・障害の予防、救急対応、アスレティックリハビリテーションおよび体力トレーニング、コンディショニングなどの知識・技術を証明します。

資格を取得するには、日本スポーツ協会が承認する認定校で所定のカリキュラムを修了する、または日本スポーツ協会のスポーツ指導者養成講習会を受講して試験に合格する必要があります。

日本スポーツ協会の養成講習会の受講には、協会加盟団体(都道府県体育・スポーツ協会、中央競技団体等)からの推薦が必要となるため、これから進学予定の人は認定校一覧を参考にしてみてください。

(参考)

日本スポーツ協会「アスレティックトレーナー」

■日本トレーニング指導者協会認定 トレーニング指導者

日本トレーニング指導者協会(JATI)が発行する民間資格。トレーニング指導者として必要な知識と技能を証明します。資格はスポーツ選手・一般人への指導を目指す「トレーニング指導者」以外に、アスリートなどへの指導を目指す「上級トレーニング指導者」、国際レベルのトップアスリートなどへの指導を目指す「最上級トレーニング指導者」があります。

基礎資格を取得するには、日本トレーニング指導者協会の正会員となり、養成講習会を受講し、認定試験に合格する必要があります。

(参考)

日本トレーニング指導者協会「トレーニング指導者資格(JATI-ATI)の取得方法」

4.スポーツインストラクターの年収・給料

2024年12月時点でジョブメドレーに掲載されているスポーツインストラクターの平均給料は次のとおりでした。なお残業手当や賞与など月によって変動する金額は含みませんので、実際に支給される金額はこれよりも高くなる可能性があります。スポーツインストラクターの給料の一例として参考にしてください。

下限平均

上限平均

総平均

パート・アルバイトの時給

1,163円

1,560円

1,361円

正職員の月給

23万687円

39万1,262円

31万974円

正職員の年収*

322万9,618円

547万7,668円

435万3,636円

*年収は「月給の総平均 × 14ヶ月(ボーナスは月給の2ヶ月分)」で試算

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