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予約困難店【渡邊料理店】に姉妹店が誕生! 多彩なアプローチで全皿に薪火を取り入れたフランス料理|門前仲町【jiü 慈雨】

予約困難店【渡邊料理店】に姉妹店が誕生! 多彩なアプローチで全皿に薪火を取り入れたフランス料理|門前仲町【jiü 慈雨】

“薪”に徹底したこだわりを貫くことで生まれる【jiü 慈雨】らしさ

ボトルワインはブルゴーニュやボルドーなどフランスが主軸

「しっかりと薪の香りを感じていただける料理には、テンションを合わせてスモーキーなタイプやしっかり樽が効いたものを提案することもあれば、料理とは逆に軽やかなワインで流すようにお楽しみいただく提案をすることもあります」(大和田氏)。スタッフ全員が料理もサービスも担当するのが【jiü 慈雨】流。料理に合わせたドリンクは、誰に尋ねても最適な提案をしてくれます。ペアリングメニューは用意していませんが、ご要望に応じてくれるのでぜひ相談してみてください。

お店の入り口に積み上げられているのは、薪として使用する楢ノ木

薪窯は日本橋浜町で100年続く「山宮かまど工業所」によるもの

「朝お店に来たらまず火をつけます」と大和田氏。シグネチャーのソースをはじめとする料理の仕込みに加え、ソフトドリンクで使用しているシロップなどにも薪を使用しているので、仕込みの時間にも常に薪窯には炎が灯っています。大和田氏曰く「薪は安定した火力ではないので使いこなすのはなかなか難しいのですが、特有の香りや焼き目、そして火が強かったり弱かったりするむらも料理の魅力になっています」。すべてに薪を使用しながらも緩急ある構成で巧みな薪火使いに感銘を受けますが、薪火の専門店で修行したわけではなく、食べ歩きを重ね、独学で試行錯誤を繰り返したというから驚かされます。

父親もフランス料理のシェフだった大和田氏は自然とこの道へ

オーナーである渡邉氏との出会いは、大和田氏が初めて務めた【キャトリエム】でのこと。当時シェフを務めていた渡邉氏の年齢が、現在の大和田氏と同じ年齢だったと振り返ります。その後も【ブラッスリーレカン】【ルシャスリヨン】などで渡邉氏のすぐ近くで研鑽を積んだことは非常に掛け替えのない時間だったと話します。別々の店に移ってからも連絡を取り合っており、今回の姉妹店の開業にあたり、ふたりの想いを丁寧につくり込むことで【jiü 慈雨】が完成しました。何気ない会話ややり取りから、渡邉氏が大和田氏に信頼を寄せていることが伝わってきます。

「薪料理をしっかりと貫きたいという想いがありますので、少し乱暴な言い方になってしまいますが、お客様に息継ぎさせないくらいの感覚で、アミューズから最後のお茶菓子までコースを通して“薪×フランス料理”をご堪能いただきたいと思っています」(大田和氏)。

jiu

【エリア】門前仲町
【ジャンル】フレンチ
【ランチ平均予算】-
【ディナー平均予算】20000円
【アクセス】門前仲町駅 徒歩5分

配信元: ヒトサラMAGAZINE

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