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歯科技工士の仕事内容・国家試験・年収・独立開業・現状などについて!

歯科技工士の仕事内容・国家試験・年収・独立開業・現状などについて!

7.歯科技工士の現状

毎年新しい歯科技工士が誕生してますが、歯科技工士として働く人の数は微減傾向にあり、資格登録者数のうち就業者の割合は30%を切っています。

また下記グラフを見てわかる通り、若年層は年々減る一方で中高年層の割合が増し、2016年には50歳以上の割合が47.9%と、ほぼ半数を占めるようになりました。

歯科技工士の年齢階級別年次推移

歯科技工士の年齢階級別年次推移

引用:厚生労働省/歯科技工士の勤務状況等

国家試験の合格者数においては、2009年には1,431人でしたが2019年には798人に減少。10年で約半数近くも減っていることがわかります。合格率は95%と高い水準をキープしていることから、歯科技工士の志望者自体が大幅に減少しているということになります。

今後は若年層の減少に加え、高齢な就業者の退職による歯科技工士の大幅な減少が危惧されています。

8.最後に

歯科治療において非常に大切な役割を担っている歯科技工士ですが、若手技工士の著しい減少により厳しい状況に立たされており、厚生労働省も検討会(歯科技工士の養成・確保に関する検討会)を開き対策を議論しています。

歯科治療において歯科技工物はなくてはならないもの。CAD/CAM(コンピューター制御により技工物を作るシステム)や口腔内スキャナなどをはじめ、歯科技工業界では技術のデジタル化が進んでいますが、今後はこういった技術を駆使して、より精巧な技工物を作る歯科技工士の需要は高まっていくでしょう。

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