7.調剤事務の将来性
調剤薬局の数は日本では医薬分業*が進んだ1990年代後半から増え続け、今やその数はコンビニより多いと言われています。
*薬の処方をおこなう医師と、調剤や服薬指導をおこなう薬剤師に経営を独立させることまた、ほかの多くの医療従事者同様、薬剤師の数は慢性的に不足しており、その業務を助ける調剤事務は薬局にとって必要不可欠な存在です。
さらに、現在は処方箋を“点(門前)”でカバーする門前薬局が主流ですが、“面(地域)”でカバーするかかりつけ薬局への転換が推奨されています。患者さんとの信頼関係がより重視されるなか、患者さんと接する機会の多い調剤事務には調剤薬局の“顔”としての活躍が期待されています。

