5. 歯科衛生士の働き方
歯科衛生士の仕事着
歯科衛生士の制服は勤務先によって異なりますが、診療時はスクラブなどの動きやすさを重視した制服が基本となります。
〈診療時〉
以前はナースウェア(白衣)やチュニックが主流でしたが、近年は動きやすくお手入れもしやすいスクラブを採用する歯科医院も増えています。
患者さんから見ても区別がつくように「歯科助手はチュニック、歯科衛生士はスクラブ」と職種によって制服を分けている医院もあるようです。
診療中は感染症予防のためにマスクを着用し、鼻と口をしっかりと覆います。手元は薄手のビニール手袋を着用し、患者さんが代わるたびに新しいものに交換します。

〈手術時〉
手術ではより厳重な衛生管理が求められるため、滅菌したガウンと使い捨てのヘアキャップを着用したうえで介助に入ります。

〈足元〉
足元は長時間履いても疲れにくいスニーカーや通気性のいいナースサンダルに、靴下やストッキングを合わせて着用します。
歯科衛生士の仕事道具
診療や歯みがき指導で歯科衛生士がよく使う仕事道具を紹介します。
〈診療で使う道具〉
- バキューム:口腔内の唾液や血液、歯の削りカスなどを吸引する器械。舌や頬などを押さえて口腔内の診療スペースを確保するという目的もある
- ピンセット:小綿球などの小さなものをつかむための器具
- デンタルミラー:歯の裏側などを目視で確認するための鏡
- エキスプローラー(探針):先端の目盛りで歯周ポケットの深さを測る器具。歯周病のチェックに使う
- スケーラー:歯間や歯周ポケットに付着した歯垢や歯石を除去する器具。先端が針のように尖っている

〈歯みがき指導で使う道具〉
- 顎模型:みがき残しの多い部分や歯ブラシの正しい当て方、動かし方を説明するために使う模型
- 歯みがきペースト:歯みがきペーストには、表面をツルツルに磨いて歯垢を付きにくくする研磨剤や歯の再石灰化を促すフッ化物が含まれていることが多い。幼児や矯正治療中の方、歯根面が露出している方向けに研磨剤の含まれていないジェルタイプのものもある
- 歯ブラシ:歯間や歯周ポケットの汚れを掻き出す基本のブラシ。さまざまな種類があるが、年齢や歯並び、歯の状態、使いやすさに合わせて適当なものを選ぶ
- 歯間ブラシ:歯ブラシでは届かない歯間の汚れを取り除くためのブラシ
- 舌ブラシ:舌苔(ぜったい)を取り除くためのブラシ
- 口腔清掃ブラシ:頬や上顎、舌の下、唇の内側などの口内の粘膜をきれいにするためのブラシ

歯科衛生士の一日
歯科医院に勤務する歯科衛生士の場合、一日の仕事の流れはおおむね次のようになります。

▼歯科衛生士の一日密着動画を見る
歯科衛生士の休日
歯科衛生士の休日は勤務先の歯科医院の休診日に合わせて週休2日となることが一般的です。例えば、日曜祝日が休診の場合、残り1日は月曜日〜土曜日の間にシフトで休みを取ることになります。
行政機関や企業、学校の場合はおおむねカレンダーどおりの休みとなりますが、病院や介護施設の場合は勤務先によってバラつきがあります(完全週休2日制、週休2日制、4週8休、月9休など)ので、求人応募時にはよく確認しましょう。
6. 歯科衛生士の給料
ジョブメドレーに掲載されている求人から歯科衛生士の賃金相場を算出しました。なお、残業手当など月によって支給額が変動する手当は集計対象外のため、実際に支払われる賃金はこれより多くなる可能性があります。
【全国平均】歯科衛生士の時給・月給・年収の相場
2024年12月時点の全国の歯科衛生士の時給・月給・年収の相場は次のとおりとなりました。
下限平均 | 上限平均 | 総平均 | |
|---|---|---|---|
パート・アルバイトの時給 | 1,452円 | 1,872円 | 1,639円 |
正職員の月給 | 24万5,923円 | 32万7,741円 | 28万6,832円 |
正職員の年収* | 344万2,922円 | 458万8,374円 | 401万5,648円 |
歯科衛生士が活躍する場は多岐にわたり、勤務先や勤務地、経験年数などにより給料は異なります。詳しくはこちらの記事をご確認ください。

