3.救急救命士の給与・データ
救急救命士の平均年収は600万円台
令和4年地方公務員給与実態調査によると、救急救命士を含む全国の消防職の平均月収は40万3,520円で、平均年収は636万3,404円(給与月額合計12ヶ月分+期末手当+勤勉手当)でした。消防職全体の平均年齢は38.4歳です。
また、消防職が所属する自治体・組合ごとの平均給与は以下のとおりです。
| 職員数 | 月収 | 年収** | |
|---|---|---|---|
| 全地方公共団体 | 16万2,589人 | 40万3,520円 | 636万3,404円 |
| 都道府県 | 1万8,617人 | 49万1,043円 | 765万6,616円 |
| 市区町村組合* | 14万3,972人 | 39万2,202円 | 619万6,813円 |
| 指定都市 | 2万9,041人 | 43万377円 | 674万140円 |
| 一部事務組合等* | 5万2,030人 | 37万2,058円 | 588万8,777円 |
*消防は必ずしも一つの自治体が一つの組織を有するわけではなく、広域の複数自治体が組合を結成し、そのエリア内で勤務することがある
**年収は給与月額合計12ヶ月分+期末手当+勤勉手当として試算
救急救命士にまつわるデータ

4.救急救命士のさらなる活躍に期待
1991年に救急救命士法が制定されてから、救急救命士の登録者数は年々増加し、近年では救命処置の範囲も広がりつつあります。災害救助や医療現場のタスクシフトへの貢献、救急搬送と病院での治療をつなぐスペシャリストとして、今後もさらなる活躍が期待されています。

