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調理師とは?調理師免許の取り方、受験資格、試験内容、仕事内容、年収を解説!

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調理師とは?調理師免許の取り方、受験資格、試験内容、仕事内容、年収を解説!調理師画像

1.調理師とは

調理師とは、調理業務にあたる者の国家資格です。病院や学校、介護福祉事業所などでは、管理栄養士、栄養士の作成した献立にもとづいて、利用者の食事をつくることがおもな役割となります。

2.調理師の仕事内容・働く場所

調理師の働く場所は、飲食店やホテル、医療機関、学校、介護施設などさまざまです。ここでは、医療介護福祉業界の調理師が働く場所と仕事内容をご紹介します。

<病院>

総合病院や一般病院で働く調理師は「病院調理師(病院内調理師)」と呼ばれます。仕事内容は、入院中の患者さんの病院食の調理です。病院食には「一般食」とカロリーや栄養分、硬さなどに制限がある「特別治療食」の2種類があります。

<学校(給食センター)>

小学校や中学校などで働く調理師は「給食調理員」と呼ばれます。仕事内容は生徒・児童・教職員の給食の調理です。おもな職場は、校内の調理室か複数の学校の給食をまとめてつくる給食・配食センターに分かれます。

<介護・福祉事業所>

介護・福祉事業所で働く調理師は、施設利用者向けの食事の調理をおこないます。高齢者や身体が不自由な人が多いため、減塩食、ソフト食、とろみ食、きざみ食など、利用者の状態に合わせた調理が求められます。加工済みの食品を再調理(加熱、盛り付けなど)して提供する施設もあります。

point

減塩食:糖尿病、高血圧、脳血管疾患など生活習慣病の高齢者のために、塩分を控えにしたもの

ソフト食:ペースト状にした食材を固め直し、もとの食材に近い状態にしたもの。普通食に近い見た目で食事が楽しめる

とろみ食:食べ物や飲み物が胃ではなく気管に入ってしまう「誤嚥(ごえん)」を防ぐ。唾液で溶けやすい「片栗粉」ではなく、専用のとろみ剤を使用する

きざみ食:咀嚼する力が低下した人や歯がない人が噛まなくて済むように5mm~1cm程度に細かく包丁きざんだもの


(おもな職場)

特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、ケアハウス、ショートステイ、デイサービス、デイケア、サービス付き高齢者向け住宅、給食・配食センターなど <児童福祉施設>

児童福祉施設で働く調理師は、児童向けの食事や幼児食、離乳食などの調理をおこないます。発達期の幼児や生まれて間もない乳児には幼児食や離乳食などの調理をおこないます。

(おもな職場)

保育所、幼稚園、助産施設、乳児院、母子生活支援施設、児童厚生施設(児童館・児童遊園) 、児童養護施設、障害児入所施設、児童発達支援センター、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、児童家庭支援センターなど

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