いつまでも輝く女性に ranune
八丈島に移住した“女性プロ雀士”に聞くリアルな住み心地。物価は「東京本土のスーパーよりも全部高い」――仰天ニュース特報

八丈島に移住した“女性プロ雀士”に聞くリアルな住み心地。物価は「東京本土のスーパーよりも全部高い」――仰天ニュース特報

大事件ばかりがニュースではない、身近な小さな事件の方が人生を左右することも。注目のテーマを取り上げ大反響を呼んだ仰天ニュースを特別セレクション!(初公開2024年10月26日 記事は取材時の状況)
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 東京・羽田空港から南に約290kmに位置する離島「八丈島」。東京都でありながら、年間平均気温は約18℃で“常春の島”とも呼ばれ、雄大な自然が訪れる人々を魅了してやまない。

 そんな八丈島に移住し、古民家での日々の暮らしぶりをブログ「麻雀プロ八丈島物語」やYouTubeチャンネル「八丈島野生夫婦」で発信しているのが、日本プロ麻雀連盟に所属する女流プロ雀士の松岡千晶さん。八丈島へ移住したきっかけや、暮らしの実情を聞いた。

松岡千晶
松岡千晶さんとノリヒトさん

◆八丈島と五島列島で悩んだ結果…

――八丈島に移住されたきっかけは?

松岡千晶(以下、松岡):19歳のときにプロ雀士になって、それ以降ずっとプロ雀士としての生活をしていました。24歳のときに「人生1回しかないし、麻雀以外にもいろいろ挑戦してみたい」と思い、「一千万円貯めて違うことをするか」とか、もともと自然が大好きなこともあって「田舎に引っ越そうか」とか考えていたんです。

 それと、一人で旅に出るのが好きなのですが、コロナ禍のときにLCC(格安航空会社)のPeach(ピーチ)がすごい安い時期があって、ピーチで行けるあらゆる場所に行ったんです。その時に「住むなら本土よりも離島の方がいいかな」って思ったのがきっかけですね。

――いくつかの離島に行かれたと思いますが、八丈島以外にも移住する離島の候補はありましたか?

松岡:長崎の五島列島も候補でした。五島列島が舞台の「ばらかもん」というアニメを見ていて、都会の人が島に移住して地元の人たちと楽しく暮らすシーンが描かれているのですが、それがすごく自分の心に残っていたんです。ただ、五島列島は土地や家は八丈島の半分ぐらいの価格ですごく安いのですが、アルバイトの時給が……生活していくのは大変かなって。それと、島の居酒屋に何軒か行ったのですが、年齢層が高くて若い人が全然いなかったんです。昔から結婚願望はずっと持っていて、その時に恋人がいなかったというのもあって、この島で出会うのは難しいかな……とか考えていましたね。

◆移住は誰にも相談せずに1人で決めた

松岡千晶
生活の様子をYouTubeで配信
――収入や結婚を見据えて、八丈島を選んだ?

松岡:そうですね。あと、プロ雀士の仕事などで地元の東京と行き来することを考えたら、長崎を1回経由する必要があることも含めて距離的に大変かなと。八丈島だと東京から飛行機で片道1時間程度で着きますし、アルバイトの時給1,200円ぐらいで募集しているところも多かったので、生活を考えると八丈島の方がいいと思いました。一昨年の7月に移住してきたので、もう2年は経っています。

――移住する際、周囲には相談されましたか?

松岡:誰にも相談せずに1人で決めました。親に伝えたのは移住する1ヶ月前だったのですが、当時住んでいた部屋の大家には既に退去することを伝えていましたし、友達にはX(旧Twitter)を通じて移住する2~3日前に伝えました。事後報告ですよね(笑)。


配信元: 日刊SPA!

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