いつまでも輝く女性に ranune
八丈島に移住した“女性プロ雀士”に聞くリアルな住み心地。物価は「東京本土のスーパーよりも全部高い」――仰天ニュース特報

八丈島に移住した“女性プロ雀士”に聞くリアルな住み心地。物価は「東京本土のスーパーよりも全部高い」――仰天ニュース特報

◆八丈島に移住して7ヶ月で結婚

――ノリヒトさんも同時に移住されたのですか?

松岡:旦那は移住したわけではなく、私が移住した日にペットの持ち運びなどを手伝ってくれただけで、それ以降はたまに島に遊びに来ていました。そうこうしているうちに付き合うようになり、やがて「結婚するから島に移住して一緒に住む」って言い出して……。「結婚するかどうかはわからないけど、まあいいよ」と(笑)。八丈島に移住したのが一昨年(2022年)の7月で、結婚したのはその7ヶ月後ぐらいでした。

――展開が早いですね。ちなみに、移住してからプロ雀士としての活動に変化はありましたか?

松岡:現在もプロ雀士として日本プロ麻雀連盟に在籍はしていますが、リーグ戦やタイトル戦などには出ていません。リーグ戦に出ると1週間ぐらい家を空けたりするのですが、犬や猫がいるので家を空けすぎるのもなと……。当初は島に移住後も続けるつもりではいたんですけどね。旦那は今も東京と八丈島を行き来して続けていますよ。

◆物価が高いので自給自足に注力

松岡千晶
魚は買うと意外と高いのだという
――松岡さんは現在どんなお仕事をされていますか?

松岡:週1~2日のアルバイトを4つ掛け持ちしています。八丈島でも有名な郷土料理のお店で掃除をしたり、別のご飯屋さんで働いたりしています。あとは、1月~2月の期間限定で「八丈フルーツレモン」っていう特産レモンの収穫・販売の短期アルバイトをしたり、「くさや」や「明日葉」の生産を手伝う短期アルバイトもしています。

――お住まいは賃貸の古民家とのことですが、広いですか?

松岡:もともと1人で住む予定だったので、1人だったら広かっただろうなって(笑)。1階建てなのですが、リビングが12畳、寝室が6畳、そのほかにもう一つ部屋があり、キッチンもあります。それと、旦那がYouTubeでゲーム配信をしているのですが、家の中でやられるとうるさいので、庭に置いてある廃車の中でやってもらっています。あと、私も旦那もサウナが好きなので、テントサウナを買ってきて庭に設置しています。

――食べ物を買うのはスーパーですか?

松岡:3店舗あるのですが、空輸輸送費なんかが乗っているからか東京本土のスーパーよりも全部高いです。それと、八丈島の漁師さんは獲れた魚を一度築地まで運ぶんです。八丈島では築地価格で販売されるので全然安くなくて……海に囲まれているので魚は安いと思っていたんですけどね。

――自宅に広い畑がありますよね。野菜や果物は自給自足ですか?

松岡:畑では常時10~20種類の野菜を育てているので、あまり買うことはありません。果物は以前イチゴを育てていたことはありますが、それ以外は木で育つものが多いので…。持ち家でもないですし、4年後にみかんができると言われても「育ててもな~」みたいな感じですね。ただ、島では物々交換がすごく多くて、例えばスイカをたくさんくれた相手に野菜をあげたりしています。ちなみに、私の親も自宅のベランダや屋上で家庭菜園をやっているのですが、うちの畑があまりにも広いのでうらやましがっていましたね。


配信元: 日刊SPA!

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