◆女の子が友達を紹介して広がっていくケースも
店は常に新しい人材がほしいため「誰か同い年くらいの友達いない?紹介してよ」と在籍キャストに持ちかける。場合によっては紹介料を女の子に支払っており、どんどん未成年雇用の輪を広げていく。例え紹介料が数千円だろうがお金はもらえるし、仲良しの友達と働けるとなると女の子は辞めない。こうして店は売り上げを伸ばしていくのがオーソドックスなやり方である。
「どうせこのような犯行に及ぶのは反社会的な人間だろう」と思われがちだが、そうではないことも多い。表では真面目に働く大人が裏でこっそりと“ヤバイ店”を副業で持っているなど、深い部分に触れると想像以上にダークなのだ。
◆同人作品でも起きていた“未遂事件”

多種多様な人生観を持つ人間が集まれば、「ん?」と思わず首を傾げてしまうようなタイプが紛れるのは当然のことだろう。そんな人を利用して金を得たいと、後先考えない未熟なスカウトマンが17歳の少女を勧誘し、顔が似ている女の子に身分証を借りて同人サイト運営者への面接に行ってしまう話があった。
運よくサイトのオーナーが「身分証の写真と目の前にいる本人は同一人物か?」というところに目を付けたため、未遂に終わったのだけれど……。スカウトマンも17歳の少女には「身分証はノーメイクである。メイクとスッピンがかなり違うから」と主張するように吹き込んでおり、手口はかなり汚かったという。

