◆本当に未成年が出演してしまっている例も?
店と同じく、運営が適当だと身分証チェックは“ザル”で、本当に未成年が出演してしまっている例も少なからずある。この場合、少女を利用するのとはまた別の話だが、製作サイドは自分たちが取り扱っている“商品”に対する意識をもっと高めるべきだろう。成人向けという時点で未成年を使えば、自分たちの未来が破綻するのだから。夜の世界と10代の少女たちによるトラブルは、いつの時代も絶えない。身分証偽造なども巧妙になっているためチェックだけでは限界があるけれど、運営側が気を引き締める必要があり、彼女たちを利用するなどはもはや論外である。
また、未成年が抵抗なく水商売に手を染めたがることにも疑問を抱かねばならない。若さを犠牲にして大金を得ても、だいたいが“あぶく銭”。昨今の夜職ブームが未成年参入を助長させる原因にもなっている現実は、我々大人が深刻に考えるべき課題なのだろう。
文/たかなし亜妖
―[元セクシー女優のよもやま話]―
【たかなし亜妖】
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。

