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「残クレで車を買う人は情弱」元ディーラー営業マンが明かす“残価設定型ローン”の落とし穴。銀行ローンの差額は50万円以上

「残クレで車を買う人は情弱」元ディーラー営業マンが明かす“残価設定型ローン”の落とし穴。銀行ローンの差額は50万円以上

◆金利の低いローンを契約したらどうなる?

金利
残クレ以外のローンを組んでセレナを買ったらどうなるのか、というところも見ていきましょう。通常のローンはディーラーでも取り扱っていますが7%程度と高い金利です。銀行を利用すれば実勢金利は1%台〜3%程度、信販系だと5%程度なので、今回は銀行のマイカーローン3%、借り入れは同額の380万円でシミュレーションしてみます。

(5年)
毎月の返済額:6万8281円
総返済額:409万6860円
トータルの利息:29万6860円

(7年)
毎月の返済額:5万210円
総返済額:421万7682円
トータルの利息:41万7682円

(9年)
毎月の返済額:4万192円
総返済額:434万772円
トータルの利息:54万772円

車の保有期間は長期化していますが9年間ローンを支払うのは現実的ではないので、最長でも7年くらいが妥当かと思います。残クレよりも毎月の負担は増えてしまいますが、金利負担が少ないのでトータルの負担は抑えられます。残クレとローンの差額は外食を減らす、コンビニでの買い物をスーパーにするなど工夫すればカバーできるはずです。

◆銀行ローンの注意点

金利負担が非常に低い銀行ローン、車の購入でお金を借りるならこれにしようと思う方もいらっしゃいますが、注意点がいくつかあります。

ひとつ目は手間です。最近はネット完結型のマイカーローンが増えていますが、金融機関によっては平日日中に複数回店舗まで足を運ばなければなりません。さらに源泉徴収票など書類を用意する必要も出てきます。

ふたつ目は審査の厳しさです。完済まで車を担保として差し出す残クレなどディーラーローンに比べると審査が厳しいのでお金を借りられない可能性があります。

最後みっつ目は金利変動リスクです。銀行など金融機関ローンは変動金利を採用していますので、情勢によっては毎月の返済額、総返済額が増えてしまいます。

これらの条件を許容できるのであれば、銀行ローンも選択肢となり得るでしょう。

配信元: 日刊SPA!

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