【失敗しない完全版】ソラマメの育て方ガイド|種まき・冬越しから「旬の味」を楽しむ収穫まで

【失敗しない完全版】ソラマメの育て方ガイド|種まき・冬越しから「旬の味」を楽しむ収穫まで

ソラマメ

ソラマメは、塩茹でするとほんのり甘みを感じるほくほくとした食感が魅力の野菜です。タンパク質やビタミンCに加え、鉄分がダイズの約1.5倍も含まれる栄養豊富な食材ですが、「おいしいのは三日だけ」といわれるほど鮮度が落ちやすいのが特徴です。だからこそ、採れたての極上の味を堪能できるのは家庭菜園の醍醐味です。この記事では、秋の種まきや冬越し、そして旬を迎える初夏の収穫(5月中旬〜6月中旬頃)までの全工程を網羅した、失敗しないソラマメ栽培の完全ガイドをご紹介します。

ソラマメの基本情報

ソラマメ
Paul Maguire/Shutterstock.com

植物名:ソラマメ
学名:Vicia faba
英名:broad bean、fava bean、faba bean
和名:ソラマメ(空豆、蚕豆)
その他の名前:シガツマメ(四月豆)、テンマメ(天豆)、ナツマメ(夏豆)、ノラマメ(野良豆)など
科名:マメ科
属名:ソラマメ属
原産地:西南アジア~北アフリカ
形態:一年草 

ソラマメはマメ科ソラマメ属の一年草です。学名はVicia faba(ビシア・ファバ)、原産地は北アフリカや西南〜中央アジアなどで、寒さに比較的強く、暑さにやや弱いのが特徴です。約4,000年前のエジプト遺跡、ピラミッドから見つかっており、古代から食されていたことが分かっています。現在でも世界中で食用にされ、未熟な若い豆や完熟豆を利用します。ちなみに、麻婆豆腐などに欠かせない中華食材の豆板醬は、主にソラマメを原料として作られています。

大きな莢から取り出されるソラマメの若い豆。Helen Fields Hotelfoxtrot/Shutterstock.com

夏バテ防止にもなる栄養豊富なマメ類

ソラマメ
Halil ibrahim mescioglu/Shutterstock.com

ソラマメはタンパク質、糖質、カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCをバランスよく含む、栄養豊富な野菜の一つです。また、鉄分を多く含むのも特徴で、ダイズの約1.5倍も含まれています。

ソラマメの花や葉、実の特徴

ソラマメ
Motalb/Shutterstock.com

園芸分類:野菜
開花時期:3〜5月
草丈:50〜120cm
耐寒性:やや強い
耐暑性:やや弱い
花色:白または淡紫色(中央は濃紫)

ソラマメは茎が直立するように上に伸び、分枝して旺盛に茂ります。茎には4つの稜があり、茎の内部は中空です。春に咲く花はマメ科らしい蝶形花で、白や薄紫の花弁の中に濃紫色の斑が入ります。開花後につく莢は、若いうちは上に向き、熟すと水平もしくは下向きになるという特徴があります。

ソラマメの花
ソラマメの花。Graham Corney/Shutterstock.com

10cm以上にもなる大きな莢は、内部にはフワフワとした白いワタがあります。このワタには若い豆を寒さや乾燥から守り、また栄養を一時的に蓄えておく役割があります。そのため、じつはこのワタ部分も甘みがあり、加熱すると食用可能なのだそう。豆のつめ部分の黒い線は「お歯黒」と呼ばれ、熟すにつれて濃くなるため、熟度の目安にもなっています。

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