雨の日の電車、“他人の傘”にストレス爆発寸前。「水滴が自分のバッグにポタポタ」でも何も言えない現実

雨の日の電車、“他人の傘”にストレス爆発寸前。「水滴が自分のバッグにポタポタ」でも何も言えない現実

◆“気づかないふり”がいちばんの迷惑

 

 隣の男性はなかなか降りず、40分ほど同じ車両で過ごすことになった。

「心の中では“もう次で降りてほしい”と何度も思いました。でも、注意したところでトラブルになるかもしれないと思うと、何も言えませんでした」

 ようやく男性が下車。隣にいた女性がバックを拭いている光景が目に入った。

「あぁ、みんな同じように“がまん”してたんだなって感じました」

 その出来事以降、田中さんには心がけていることがあるという。

「私も知らないうちに誰かを不快にさせているかもしれません。だから、雨の日は傘をカバーに入れたり、香りの強いものは控えたりしています。小さな気づかいが、気持ちよく過ごすために大事なんだと思います」

 電車では個人のマナーが大いに問われる。だが、不快に感じても声をあげにくい空気があるのは事実だ。自分の何気ない行動が周囲の迷惑になっていないか、あらためて意識する必要があるだろう。

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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