シャトー・ラ・カルドンヌ(AOC Médoc)15/20

アンドリュー・マッキネス氏―シャトー・ラ・カルドンヌ支配人
メドックで最も標高の高い場所に位置する歴史的シャトー。3世紀以上この地を支配し、18世紀の地図にも記載されている。1990年代にドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット)傘下で大改革を実施。現在は家族経営のドメーヌCGRが所有し、リュット・レゾネで環境配慮栽培を実践。ブドウ畑、約75ha。メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン45%、カベルネ・フラン5%。標高の高さゆえ、大西洋とジロンド川の影響で独特のミクロクリマを有している。由緒ある地下セラー「カテドラル」で熟成。エレガントで黒果実の風味と繊細な樽香が調和している。メドックの伝統と革新が融合した質。
シャトー・ル・クロック(AOC Saint-Estèphe)16/20

サラ・ルコント・キュヴリエさん-シャトー・ル・クロック支配人
19世紀初頭にメルマン家が建設した美しい建物は地域登録遺産。1903年にキュヴリエ家が取得、現在サラ・ルコント・キュヴリエ氏が率いる家族経営。1932年クリュ・ブルジョワ・シュペリウール、2020年にエクセプショネル昇格、2025年も維持。砂利質土壌主体の畑からサン・テステフらしい力強さとエレガンス兼備のワインを生み出す。カベルネ・ソーヴィニヨン主体でメルロー、カベルネ・フランを補完的にブレンド。黒果実の凝縮感と洗練されたタンニン。構造のしっかりした長期熟成タイプのワイン。

