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「クリュ・ブルジョワ・エクセプショネル」全14シャトーが合同で、ジャーナリストを対象とした試飲会をパリで開催

「クリュ・ブルジョワ・エクセプショネル」全14シャトーが合同で、ジャーナリストを対象とした試飲会をパリで開催

シャトー・マレスカス(AOC Haut-Médoc)17/20

画像: オレリヤン・ミュラール氏―シャトー・マレスカス販売担当ディレクター

オレリヤン・ミュラール氏―シャトー・マレスカス販売担当ディレクター

マルゴーとサン・ジュリアンの間、ラマルク村を見下ろす絶好の立地。2012年からステファン・ドゥルノンクールの助言を得て大改革を実施、数年でエクセプショネルの評価を得た。40haの畑はオー・メドックを代表する砂利質土壌。メルロー45%、カベルネ・ソーヴィニヨン45%、プティ・ヴェルド10%。平均樹齢30年、古木は90年近い。2020年ヴィンテージはデキャンター誌97点高評価。重力を利用し、コンクリートタンクで醸造。樽熟成で深みとエレガンスが感じられる高品質のメドックワイン。

シャトー・ド・マルレ(AOC Haut-Médoc)15/20

画像: ポール・ボルデス氏 - シャトー・ド・マルレ - 経営者

ポール・ボルデス氏 - シャトー・ド・マルレ - 経営者

オー・メドック入口に位置する。2020年にエクセプショネル昇格し2025年も維持し続けている実力派。歴史と伝統重視しながら現代設備に対する投資を惜しまず品質向上に邁進している。アペラシオン・オー・メドックとマルゴーに広大な敷地があり、その中に多様なミクロクリマの複数の区画を持っている。主に砂利質土壌で水はけが良く、カベルネ・ソーヴィニヨンの成熟に理想的な環境。環境認証HVE3を取得し、持続可能農業を実践。コンクリートタンクで醸造後、樽で12カ月熟成。力強さとエレガンスを兼備した熟成ポテンシャルの高いワイン。クラシックなメドックスタイルを守りつつ、現代嗜好対応の洗練した味わいが国際市場で高評価を得ている。現在では馬場馬術馬の飼育でも知られている。

シャトー・モングラヴェ(AOC Margaux)17/20

画像: カラン・ベルナローさん―シャトー・モングラヴェ支配人

カラン・ベルナローさん―シャトー・モングラヴェ支配人

ベルナロー家所有の新星。1980年レジス・ベルナロー氏が父親から1haを相続、その後アルサック村の畑を取得し1981年にドメーヌを創設。現在12ha。レジス、ジェローム、カリンの2世代目が情熱を傾けている。マルゴーのモザイク状のテロワールはガロンヌ川由来第四紀砂利質土壌。作付け割合はカベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー38%、カベルネ・フラン2%。2003年クリュ・ブルジョワ、2020年クリュ・ブルジョワ・シュペリウールに昇格、そして2025年にエクセプショネルを獲得。複雑で豊か、エレガントなスタイルが、短期間で高く評価されるようになったのは家族の献身とテロワールの深い理解による。

シャトー・パルーメイ(AOC Haut-Médoc)15/20

画像: ピエール・カズヌーヴ氏―シャトー・パルーメイ支配人

ピエール・カズヌーヴ氏―シャトー・パルーメイ支配人

ボルドー市街から数km、リュドン・メドックに位置する。大戦後一時放棄されたが1989年にカズヌーヴ家が取得し完全に再建した。現在息子のピエール・カズヌーヴが経営。37haの畑はオー・メドック、ムーリス・アン・メドック、マルゴーの3アペラシオンに跨り各テロワールの個性を活かす醸造を行っている。有機農業認証取得。カベルネ・ソーヴィニヨン54%、メルロー43%、カベルネ・フラン3%。ガロンヌ川由来砂利質土壌が果実の心地よい表現を生み出す。2025年にエクセプショネル昇格。エレガントで軽く、純粋な果実味が特徴。革新的ワインツーリズムで2024年に、専門誌「テール・ド・ヴァン」から表彰されている。

シャトー・パヴェイユ・ド・リューズ(AOC Margaux)16.5/20

画像: マルグリット・ド・リューズさん-シャトー・パヴェイユ・ド・リューズ支配人

マルグリット・ド・リューズさん-シャトー・パヴェイユ・ド・リューズ支配人

メドック最古のシャトーのひとつ。1862年からド・リューズ家が所有し、一度も分割されることなく、7世代続く家族経営。2004年にフレデリック・ド・リューズが引継ぎ、2010年から、コンサルタントのステファン・ドゥルノンクールが参画。マルゴー内のスーサン村に建つ、二塔を持つ美しい建築で知られている。32haの畑は東西の理想的な向き。砂利質土壌がカベルネとメルローに相応しい完璧な水はけを提供している。カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー40%。2020年エクセプショネル昇格、2025年も維持。構造と新鮮さ、そして赤果実と黒果実のクラシックな風味。単一区画を丁寧に管理しており、それが品質の一貫性支えている。

シャトー・レソン(AOC Haut-Médoc)15.5/20

画像: ペネロプ・ゴドフロワさん―メゾン・ドゥルト支配人

ペネロプ・ゴドフロワさん―メゾン・ドゥルト支配人

2014年にメゾン・ドゥルトが取得。急速に質が向上している。オー・メドックで珍しい、サン・テミリオンに類似した粘土石灰質土壌。独特なテロワールはメルローの栽培に理想的で、他のオー・メドックのシャトーと一線を画す。ドゥルト家の経験と投資で最新鋭設備を備え、区画ごとの個性を引き出す丁寧な醸造が可能になっている。環境認証HVE3取得。ステンレスタンクで発酵後、樽で12カ月熟成。2025年にエクセプショネルに昇格。

シャトー・ルヴェルディ(AOC Listrac-Médoc)16/20

画像: アンドレ・トマさん―シャトー・ルヴェルディ支配人

アンドレ・トマさん―シャトー・ルヴェルディ支配人

リストラック・メドック北部、ドニサン村の家族経営のシャトー。1953年からトマ家が3世代にわたり情熱を注いでいる。32haの畑はリストラックの典型的な石灰質・粘土質土壌で、力強く骨格あるワインができる。メルローとカベルネ・ソーヴィニヨン両方に適した土壌で、バランス取れたアッサンブラージュが可能。リュット・レゾネ栽培。2025年格付けでリストラックから唯一エクセプショネルに選出された。2011年ベスト・オブ・ワインツーリズム賞受賞。美しい鉄門の奥にオーク色の壁の魅力的な邸宅が建つ。濃密で凝縮感あり、リストラック特有の男性的スタイルをもちながら、洗練度があり長い余韻が感じられる。

シャトー・デュ・タイヤン(AOC Haut-Médoc)16.5/20

画像: アルメル・クルューズさん―シャトー・デュ・タイヤン支配人

アルメル・クルューズさん―シャトー・デュ・タイヤン支配人

ボルドー市街から11km、メドックの玄関口にある歴史的シャトー。1896年にアンリ・クルューズが取得以来クルーズ家の所有。現在、5姉妹が経営する珍しい女性主導のシャトー。アルメル・クリューズさんは、4月からクリュ・ブルジョワのシャトーを束ねるアリアンス・デ・クリュ・ブルジョワ・デュ・メドックの会長を務めている。26haの畑にメルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、カベルネ・フラン10%。粘土石灰質土壌の各区画の個性を活かしたアッサンブラージュ。1932年クリュ・ブルジョワ、2020年エクセプショネルに昇格、2025年も維持。歴史的建造物指定の美しいシャトー、充実したワインツーリズムで年間1万人が訪問。

配信元: ワイン王国

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ワイン王国

『ワイン王国』(隔月刊)は、生産者や日本を代表するソムリエの協力の下、世界のワイン情報をはじめ、現地取材による世界各国の生産地のワイン&グルメスポットや観光スポット、また食とのマリアージュ企画など、美味しくて役に立つ情報を満載しています。“おうち飲み”にうれしい1000円台&2000円台のワインを紹介する「ブラインド・テイスティング」企画は創刊号から続いている人気コーナーです。

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