いつまでも輝く女性に ranune
“あおり運転”の車が、家までついてきた。「まさかこの人が…」加害者の残念な末路

“あおり運転”の車が、家までついてきた。「まさかこの人が…」加害者の残念な末路

◆高速道路で続く危険な挑発…気持ちが救われた瞬間


走行する車
 友人と四国旅行へ出かけた小泉安奈さん(仮名・20代)。

「レンタカー会社の人に、『最近、“あおり運転”が多いので気をつけてください』と言われたんですが、そのときは“他人事”でした」

 高速道路を走りはじめてまもなく、助手席の友人が……。

「後ろの車、なんか変じゃない?」

 ミラーを見ると、黒いベンツが近づいてきていた。ベンツは車間を詰めたり離したり、昼間なのにハイビームを点灯させたという。

「怖くて、どこかに逃げたいと思いましたが、最寄りのパーキングまでは60キロほどありました」

 やがてベンツは、小泉さんの車を追い抜いて前に割り込み、急ブレーキを何度も踏んだ。

「警察に連絡するかどうかを話しながら、とにかく事故を起こさないように必死でした」

 そのとき、背後からサイレンの音が鳴り響いた。小泉さんが振り返ると、「黒のベンツ、後ろについてきてください」と警告していたのだ。

 警察はすぐに車を止め、事情聴取をはじめたそうだ。

「助けてもらえてホッとしました。偶然にも覆面パトカーが後ろにいたのは、奇跡みたいでした」

 その後、小泉さんたちは無事に旅行を楽しむことができた。

「ドライブレコーダーの映像も渡したんです。あの一件で、“いつでも証拠を残せる準備が大事”だと実感しました」

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
配信元: 日刊SPA!

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