「遠近両用メガネって、どこで作ればいいの?」と悩んでいる方は少なくありません。視力の変化を感じて買い替えを考えているけれど、お店の違いや商品の選び方がわからず、なかなか一歩を踏み出せない方も多いでしょう。この記事では、お店ごとの特徴や選び方のポイント、慣れるコツまで解説します。
遠近両用メガネとは

遠近両用メガネは、1枚のレンズで遠くと近くの両方にピントを合わせられるメガネです。加齢によって、近くの文字やスマートフォンの画面が見えづらくなる「老視(老眼)」が進行すると、手元を見る専用の老眼鏡を使う方も多いですが、老眼鏡は遠くが見えにくくなります。
その点、遠近両用メガネはレンズの上部で遠く、下部で近くを見るように設計されているため、1つのメガネでさまざまな距離に対応できます。通勤や買い物など外出先で遠くを見る機会がある人にとっては、特に便利なアイテムです。
また、遠近両用メガネに使われているのは「累進多焦点レンズ」という種類のレンズで、レンズ内に段差がなく、なめらかに度数が変化するのが特徴です。これにより、自然な視線の移動で遠くから手元までスムーズに見渡すことができます。
同じく累進レンズを使ったメガネには、「中近両用レンズ」や「近近両用レンズ」もあります。中近両用レンズは室内向けで、パソコンや会話などの中距離に適しており、近々両用レンズは読書や細かい作業など近距離での作業に特化しています。それぞれの見え方や使用シーンに違いがあるため、ライフスタイルに合わせた選択が重要です。

遠近両用メガネは一つのレンズで遠くも近くも見えるメガネです。しかし一般的なメガネと仕組みが異なるため「失敗した」と使い始めてから後悔する人もいます。そこで今回は、遠近両用メガネで失敗しないための選び方や、安心して購入できるお店などを紹介します。
お近くの店舗を探す遠近両用メガネを購入するお店はどこがいい?

遠近両用メガネは、視線の動きや度数の変化に慣れが必要なため、選び方だけでなく、どこで購入するかも満足度を大きく左右します。それぞれのお店に特長があるため、自分の目的やライフスタイルに合ったショップを選びましょう。
低価格で購入したいなら「ロープライス店」「統一価格店」
遠近両用メガネを比較的安く手に入れたい場合は、ロープライス店や統一価格店がおすすめです。レンズ代込みのセット価格が明確で、追加料金も発生しにくいため、費用を抑えたい人に向いています。
メリットは価格の分かりやすさと手頃さですが、一方で、選べるレンズの種類や度数の提案、フィッティング対応が限定されることもあり、細かな要望には応えにくい場合があります。
見え方・かけ心地にこだわるなら「大手チェーン店」「個人店」
遠近両用レンズの見え方にこだわりがある場合は、大手チェーン店や地域の個人店を選ぶのもおすすめです。測定機器が充実している店舗では、目の状態を細かくチェックしながら、適切な度数やレンズ設計を提案してもらえます。
メリットは視力測定の精度が高く、フィッティング技術も充実している点です。ただし、価格が高めになりやすく、完成までに時間がかかることもあります。
フレームのデザインにこだわるなら「ブランド店」
おしゃれなデザインや特定のブランドフレームを求めるなら、ブランド専門店を選んでみてください。最新のトレンドを取り入れたモデルや高級感のあるフレームが揃っていて、自分らしいスタイルを演出したい人に向いています。
メリットは、洗練されたデザインや高品質な素材を選べる点です。ただし、フレームの価格は高めで、カスタム対応が少ないケースもあります。
